艶のある緑色の丸い実が、房状に連なってなる木「キブシ」
キブシの若い果実。 |
7月9日の大畑沢左岸散歩のとき見かけた木の果実。
なんという木だろうかとインターネットでいろいろ調べてみたが同定できない。
わからないときは最後の手段。
樹木鑑定サイト「このきなんのき」の掲示板に写真を送って質問してみたら、閲覧者の方から早速解答があった。
この掲示板の利用者には樹木に詳しい方がたくさんいらっしゃるので、木の名前を知りたい私には大助かなサイトである。
さて解答は、キブシ科キブシ属のキブシという落葉低木とのこと。
キブシという名前、聞いたことがある。
そうか、これがキブシか。
成熟した果実には多量のタンニンが含まれるという。
黒色の染料に使用され、昔のお歯黒の原料としても使われたとのこと。
昔の日本人は、山をよく知っていたのだ。
山歩きのその時々に、若葉を見たり花を見たり、若い果実を見たり、熟した果実を見たり。
私の先祖返り。
こうして山の世界を垣間見ることは楽しい。
自然の営みに触れるのも、山を歩く楽しさである。
これからキブシの熟した果実と出会うのは、どの山のなかであろうか。