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花を見てツリガネニンジンと同定した海辺の岩場の野草

2021/08/10

まだ蕾。

7月25日

7月25日に津軽海峡に面した丘の岩場で見かけた野草。
なんという草だろう。
まだ蕾で、花の姿がわからない。
花が咲けば、この野草の名前を知る手掛かりが得られるのだが、と思ったのだった。

茎の上部で、蕾が輪生している。

茎の基部に葉が密生している。

葉は5枚が輪生。葉に鋸歯がある。茎葉には、短い葉柄がある。

全体の写真。茎は分枝していない。根生葉の葉柄はちょっと長い。


8月8日

今日また津軽半島の先っぽに出かけたら、7月25日に見かけた野草が花を開いていた。
この花は、何度かご対面したことがあるツリガネニンジンではないか。
そう思って、帰宅してから調べてみたら、まさしくツリガネニンジンだった。

2016年のお盆に、つがる市の平滝沼公園で一株だけ見つけた。
2018年8月31日に、今は亡き愛犬リリーと青森市の都市公園を散歩していた時、一株だけ見つけた。

2回とも一株だけの発見だったので、孤独が好きな花なのかなと思ったものだった。
津軽海峡に面した丘の岩場では、八株ぐらいが、岩の陰で寄り添うように咲いていた。
ツリガネニンジンは、多数の株が一面に群生するタイプではないようである。

茎は一本立ちで分枝しない。
根生葉の葉柄は長く、茎葉の葉柄は短め。
葉も花も輪生する。

こんな明確な特徴を持っているツリガネニンジンなのに、花を見なければ同定できないなんて。
まだまだ未熟だね、自分。

花が咲いた。

ツリガネニンジンの清楚な花。

釣鐘形の花。筒の先が5裂している。

茎上で輪生している花。

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