龍飛崎の龍浜の岩場でヒロハクサフジの花が咲いていた
ヒロハクサフジの蝶形花。 |
龍浜海岸の岩場の草地にヒロハクサフジが花を咲かせていた。
ヒロハクサフジは、マメ科ソラマメ属の多年草でツル性植物。
ヒロハクサフジはクサフジによく似ている。
その名の通り、ヒロハクサフジはクサフジよりも葉の幅が広い。
クサフジは日当たりのよい山野に咲く花。
ヒロハクサフジは海岸を好む野草である。
ハマエンドウも海岸で見かける植物で、ヒロハクサフジによく似ている。
だが、ハマエンドウの花はヒロハクサフジよりも大きい。
なによりもハマエンドウの花期は、4月~7月。
ヒロハクサフジの花期は6月~9月。
この時期に海岸で咲いているマメ科の花は、ヒロハクサフジということになる。
クサフジよりも花序が短いのは風の強い場所で生活しているからか。
平沢林道のクサフジは背が高かったが、龍浜のヒロハクサフジは岩場の狭い草地を這うように生きている。
強風に抗いながら、にぎやかに花を咲かせている。
龍浜の岩石海岸を彩る可憐な花。
強風が吹く荒磯のゴツゴツした岩の間でも可憐な姿を保っている。
総状花序はクサフジよりも短め。 |
葉は互生で偶数羽状複葉。小葉は6対ある。ツルの先に巻きひげがある。クサフジの小葉は、葉が細くて8対~12対。 |
茎や葉の縁に細かい軟毛が生えている。 |
まだ開いていない。 |
萼筒が軟毛でおおわれている。 |