雑談散歩

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名優・財津一郎さんが亡くなって寂しい

タケモトピアノ株式会社のコマーシャルに出演していた財津一郎さん。


俳優の財津一郎さんが、今月の14日に慢性心不全で亡くなったことが、今日のニュース番組などで報道された。
89歳だったとのこと。

最近では、タケモトピアノ株式会社のテレビコマーシャルでお顔を拝見する程度で、テレビドラマや映画の俳優としてはお目にかかっていなかった。

財津一郎さんと言えば、子どもの頃に見た人気テレビ番組「てなもんや三度笠」の面白いおじさん(お兄さん?)というイメージが濃厚だったが、その印象は映画「逃れの街」を観て一変した。

青森を出て都会暮らしをしていた若い頃、映画をよく観ていた時期があった。
低料金で面白い映画が見られる当時の「名画座」に通ったものだった。

「逃れの街」は、同じく水谷豊主演のATG映画「青春の殺人者」と二本立てで上映されていた。
その「逃れの街」に出ていたヤクザ役の財津一郎さんを見て、迫力ある演技に圧倒されてしまったのだった。
この人の演技は、本物のヤクザのようだと思った。

水谷豊演ずる若者とヤクザの幹部役の財津一郎さんの格闘シーンは凄かった。

雨降りのなかでの壮絶な格闘の末に、体のデカいヤクザの幹部が小柄な若者に殺されてしまう。

ヤクザ役もリアルにこなし、アクションも上手い。
この人は、ただのコメディアンではない。
「怪優」だと思ったものだった。

雨の中で頭から血を流して倒れた財津一郎さんの姿は、今でもまざまざと思い浮かぶ。
映画のストーリーとか、他の配役とかは忘れてしまったが、財津一郎さんの存在感がスクリーンから飛び出すようであったのは覚えている。

「逃れの街」での財津一郎さんの怪演は衝撃的だった。
名優が、お亡くなりになって、寂しい。
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