雲谷峠で山歩きトレーニング
今日の行程。 |
ようやくリュックサックを背負えるぐらいまでに五十肩が回復したので、足慣らしに雲谷峠を歩いた。
山歩きは、去年の12月に酸ヶ湯近辺をスキー散歩して以来で、今年初めてである。
五十肩から解放された気分になれて、うれしい山散歩だった。
11時頃、標高237.5mの第7駐車場から標高553mの雲谷峠頂上を目指した。
コスモス畑を抜けて、コスモスゲレンデのやや急斜面の草地を登り、トンケイコースへ。
トンケイコースの石くれ道をゆっくり登って、アケビペアリフト終点に着いた。
トンケイコースでは、合計すると8人ぐらいの下山者とすれ違った。
青森市とモヤヒルズが今年の8月に雲谷峠の登山道を整備したという報道があったので、登山客が増えたようである。
軽装から登山靴姿まで、登山者の服装は様々だった。
かくいうブログ管理人は、クマ対策のヘルメットをかぶり、リュックに衣類と食料と3リットルの水を積み、登山靴に登山用ゲイターを着け、片手にポールと、ちょっとした高地登山の装備で登った。
もっとリュックを重くして、トレーニングのレベルを上げようかなとも思ったが、途中でバテたらカッコ悪い。
結局、軽量で正解。
トンケイコースは風がなく、暑さでなかなかしんどかった。
トンケイコースを登りきると、東側奥の「オヤスの鐘」の脇から山頂への登山道が延びている。
道は刈り払われていて快適になっていた。
駐車場から約一時間で山頂到着。
下りは、旧カタクリペアリフトの終点まで降りて、オダマキゲレンデ方向に向かっている急傾斜の登山道へ進んだ。
ここも刈り払いが行われていたが、急斜面をやや広く刈り払っているので、体を支えるためにつかまる木が手元になくて難儀した。
以前の、灌木に囲まれた藪の中の踏み跡の方が、つかまる木がたくさんあって、下りやすかったのだが。
ポールを持っていたので、それを地面に突き刺しながら支えにして慎重に下った。
この道は登りに利用して、下るときはトンケイコースを歩くほうが安全だと思った。
もし下りで滑落したらストッパーが無いので痛い目にあう。
登りと下りで違う道を通るのは、変化があって面白い。
でも、安全第一を考えるなら不慣れな人はこの道を避けた方が良いかもしれない。
スキーコースとしてもこの斜面は上級者コースなので、この道は経験者向き。
ファミリー登山で子どもがスニーカーの類でここを下ったら、かなり危険である。
雲谷峠は低い山だが、コースによっては急傾斜なところもあるので油断できない。
などと書いているが、足腰が弱りつつある高齢者のブログ管理人こそが最も注意すべきことである。
体力の過信は、事故の元。
転倒・転落・裂傷・骨折と想像するのも恐ろしい。
急勾配を踏ん張りながら下ったので、太腿がカクカク。
ブランクが長かったので、山歩きをする足の筋肉は、すっかり萎えていたようである。
でもスイッチが入った。
やっぱり山歩きは気分がいい。
下りでは、時々心地いい風が吹いて、清々しい山歩きトレーニングになった。
雲谷峠山頂。 |
山頂への快適な登山道。 |
トンケイコース始点の東端に山頂への登山道がある。 |
トンケイコースからオダマキゲレンデ方向に通じている尾根道。芝生の道で歩いていて気分が良い。 |
こんな案内看板が数カ所にあった。 |
青森市街地と陸奥湾を眺める。 |
東岳・滝沢山地方向を眺める。 |
急勾配の登山道を下る。 |
オダマキゲレンデ上部のテラスに下りる。 |
テラスの奥、藪の手前の急斜面が山頂への登山道。テラスでは、何やら工事中。コンクリート基礎からH鋼が垂直に立っていた。 |
テラスではパラグライダーの準備中。飛ぶところを見ようと待っていたが、風の具合が悪くてなかなか飛べない。見物をあきらめて下山した。コスモスゲレンデを下山中に、空を飛んでいるパラグライダーを見かけた。 |
満開のキバナコスモスに挟まれた道を駐車場目指して下りる。 |