壊れかけた雪ベラ(雪ハネ)をDIYで復活・強化した
亀裂が入った雪ベラ。 |
今年の12月は雪が多い。
今日で、青森市の積雪は90センチを越えた。
酸ヶ湯は3メートルを越え、これは12月としては観測史上最高であるという。
そんなわけだから、このところ、毎日が雪かきの日々。
片づける雪の量が多いと、ついつい力んでしまい、雪かき道具を乱暴に扱ってしまう。
その結果。雪ベラの刃先に近い個所の両サイドに亀裂が出来てしまった。
前からできていたのだが、連日の雪かきで亀裂が徐々に延びた。
こうなると、壊れる一方で、この雪ベラは使えなくなる。
もともと雪ベラは、新雪などの軽い雪をすくって放るのが目的の雪かき道具である。
ところが、今年の新雪は水っぽくて重い。
強化プラスチックでできているとはいえ、薄い雪ベラで重い雪を扱い続けた結果の破損なのだろう。
もっとも、この雪ベラは10冬ちょっとは使っている。
経年劣化で、とっくに寿命の道具なのだ。
本来なら、長年ご苦労様でしたと雪ベラ供養をせねばならないところなのに。
ケチ爺は、まだまだ酷使する気でいる。
修理するからカムバックしてほしいと願っている。
なので修理を思案。
家の者からは、買った方が安いんじゃないと言われるが。
DIYの楽しみは、お金では買えない。
物置には、仕事で使ったカラートタンの半端が眠っている。
これでなんとかなるだろう。
DIYの楽しみは、お金では買えない。
物置には、仕事で使ったカラートタンの半端が眠っている。
これでなんとかなるだろう。
シャコ万力でトタンを作業台に固定し、角材で叩いたり、手で押したりして折り曲げる。 |
ペンチで挟んだり、金槌で叩いたりしながら、完全に折り込む。 |
雪ベラの刃先を折ったトタンで挟み込む。 |
ヘラの表と裏にトタンを差し込む。 |
ヒモでトタンとヘラを固定し、シャコ万力で刃先部分のトタンの膨らみをつぶして薄くし、リベットを通すためにドリルで穴を開ける。 |
刃先部分から、ブラインドリベットでトタン板と雪ベラを固定する。 |
ハンドリベッターとブラインドリベット(かしめ板厚6.4~12.7㎜用)。 |
要所をリベットで固定して終了。写真はヘラの表。 |
ヘラの裏。 |
丈夫になって現場復帰した雪ベラの勇姿。 |
刃先はトタンで丈夫になったものの、その分、薄いプラスチック本体に負荷がかかりやすくなるのは当然の事。
強化したからといって無理に扱うと、ヘラと柄の結合部分が壊れて再起不能になるので、これからは丁寧に使うようにしよう。
この高齢化社会に、雪ベラが10年で寿命なんて、まだまだ早い。
私のDIYを支えているのは、高齢化社会を生き抜く執念である。
強化したからといって無理に扱うと、ヘラと柄の結合部分が壊れて再起不能になるので、これからは丁寧に使うようにしよう。
この高齢化社会に、雪ベラが10年で寿命なんて、まだまだ早い。
私のDIYを支えているのは、高齢化社会を生き抜く執念である。