雑談散歩

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東岳南東尾根は「鉱石採掘場跡(青森のマチュピチュ)」止まり

今日のトラックは、東岳南東尾根ルート、「逆・青森のマチュピチュ」まで。

今日も東岳南東尾根を登って「逆・青森のマチュピチュ」へ。
「青森のマチュピチュ」と呼ばれている「鉱石採掘場跡」を越えて、東岳山頂到達を目論んでいたが、採掘場跡の険しい断崖を目の当たりにして断念した。

ちなみに「逆・青森のマチュピチュ」とは、「青森のマチュピチュ」を逆方向から仰ぐように見る場所だから「逆」というギャグ。

そもそも、この険悪な断崖を攀じ登って山頂に到達することに意味があるのだろうか。
と自問自答。

森の中の気分の良い尾根歩きが、一転して崖登りするハイキングルートなんて、自分的には、あまり楽しくない。
修験者のまねごとをする体力も、気力も、もう無い。

軟弱な老人の細足では、登攀途上で、脚の筋肉がつって滑落してしまうであろう。
なので、「逆・青森のマチュピチュ」の涼風に吹かれて癒される程度で満足せねばなるまい。

そこで、東岳南東尾根ルートについては、「鉱石採掘場跡」止まりが楽しいという結論に至った。
夏場では、涼風と木漏れ日の尾根散歩が、このルートの魅力である。

以下に、今日の行程をメモしておこう。

■08:40 出発。 尾根の取り付きからしばらくは、厳しい急登。いったん尾根から外れて、左手側を斜登高した。

■09:15 標高212m。 このあたりから、ちょっと緩くなる。

■09:37 標高273m。 このあたりから、だいぶ傾斜が緩くなって快適な山歩き。

■10:04 390ピークの小広場。 ここを過ぎると快適な痩せ尾根が始まる。

■10:17 大岩。

■10:23 「逆・青森のマチュピチュ」到着。

横長の「逆・青森のマチュピチュ」から、山頂に向かって左手の森の中を下りて「鉱石採掘場跡」内を散策。
前方の断崖に圧倒されて、これ以上進むことを断念。

右手側は、裸地・急坂のため、下りられない。
左手をちょっと下りると、右手側へ渡れる通路状のステージがあるが、採掘場跡の落石地帯なので怖くて歩けない。

■11:40 下山開始。

■12:10 左手の、雰囲気の良さそうな支尾根に移動。下り始めは快適だったが・・・・

■12:25 標高200m付近。 密な杉林に青森ヒバの幼木が点在している。シダ類で覆われた急傾斜地。ロープを使って下る。快適な下山路ではない。

■12:47 大清水沢林道に到着。

■12:55 駐車スペースに帰還。

行く手を阻む断崖。快適な尾根と険しい断崖の対比。そこから生じる違和感。それが、このルートのサブテーマかな。

好天のもと、懐かしい滝沢の山並みに和む。

このルートの到達点である「逆・青森のマチュピチュ」を下から眺める。

南側の断崖。断崖に囲まれた「鉱石採掘場跡」。大雨が降ったら、ここはプールになるかも。その光景を見てみたい気もするが、想像しただけで恐ろしい。濁り水の巨大なプールと、その縁には、日光浴(甲羅干し)のマムシがウジャウジャ。

下山で、雰囲気の良さそうな隣の尾根を下りてみたが、快適ではなかった。

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