スキーが恋しくなった暑い八甲田
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酸ヶ湯公共駐車場から北八甲田・大岳を眺める。 |
今日の酸ヶ湯の最高気温は気象庁発表では、26.2℃とのこと。
酸ヶ湯公共駐車での、ブログ管理人の体感は、28℃ぐらいだった。
大岳山頂の気温を、標高差100mにつき0.6℃下がるという方法で計算すると、だいたい22.6℃。
体感的には20℃前後だった。
夏山4年ぶりの大岳山頂は、涼風が吹いて涼しかった。
汗まみれの身体には、寒かった。
快適さもそこそこに、下山した。
身体が重い、腹部の不快感、吐き気、食欲がない、大量の汗。
おまけに塩分を携帯していなかった。
塩分を補給せずに汗ダラダラでは、熱中症の一歩手前だったかもしれない。
それでも、なんとか登頂できた。
無理をしていないと思っていたが、実際のところはわからない。
山を歩いていると、無理とそうでないとの境界があいまいになる。
酸ヶ湯から老若男女に追い抜かれて、山頂まで2時間40分かかった。
このタイムは4年前と同一。
4年前は、トレーニング不足でこのタイム。
今回は、高齢者が体調不良に陥って、このタイム。
体調不良の原因は、睡眠不足。
このところ、よく眠れていない。
山歩きトレーニングは、今までの東岳ハイキングで足りていると思っていた。
なので、大岳なら、軽いもんだと思っていたのだが。
ブログ管理人の短い脚では、登山道の段差がつら過ぎる。
その短い脚で、頂上に立ったときはうれしかった。
疲れが吹き飛んだ。
だが、下山もしんどかった。
毛無岱のだらだら歩き。
そして酸ヶ湯温泉を間近にしての湯坂の大石ゴロゴロ急坂の下り。
とことんばてた。
こんなにばてたのは初めて。
ばてたのに脚がつらなかったのはラッキーだった。
脚がつっていたら、どうなっていたことやら。
下毛無岱に通じる長い階段を下りながら、スキーだったら一瞬なのにと思った。
たいして上手くないくせに。
そうしたら、スキーが恋しくなった。
恋しくなったら、幻想が頭をよぎった。
白銀を蹴って、銀粉を散らして滑走する。
毛無岱も湯坂も、郷愁の雪世界。
思わず、湯坂の大石ゴロゴロ急坂を飛び降りそうになった。
あぶない、あぶない。
熱中症せん妄の世界に入りかけた。
高齢者にとって睡眠不足は、生命を左右する。
前の晩に睡眠が足りなかったら、ほどほどのところで下山しよう。
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枯れ木が倒れて、地面の露出が広がったような気がする立ち枯れ帯。枯れた地面がじりじりと暑い。 |
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岩ゴロゴロの地獄沢。涼風が吹いてくれて、助かった。 |
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笹枯れの大岳南面。219年に全層雪崩が起こった場所じゃないかな。 |
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涼風清風の山頂! |
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下毛無岱への長い階段。 |
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今日のトラック。 |