雑談散歩

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赤いドウダンツツジの生垣

紅葉の波、ドウダンツツジの生垣。
小公園を仕切っているドウダンツツジの生垣。
青森市の中央市民センターの南側にある小公園の垣根。
ドウダンツツジの生垣としては、この辺で最長。
赤く染まった葉が、陽光に波打っている。
紅葉の波が押し寄せている感じだ。

赤い蝶々の群れが一斉に飛び立ったら、後には、尖った枯れ枝が残るだけ。
そんなイメージを思い浮かばせる、生き生きとした紅葉。

この葉の色を見たら、春のドウダンツツジの白い花が慎ましく思える。
この姿を披露するために、ドウダンツツジは春に花を咲かせるのだね。
春には少女の様に清楚に。
秋には艶女(アデージョ)のようにあでやかに。
なんてね。

それはともかく、ドウダンツツジの紅葉を見るなら、ここが一番。
この生垣は、一定の高さに刈り揃えられているが、もっと高く伸ばしたら見事なことだろう。
近くには、「棟方志功記念館」がある。
そういう文化観光地気分を盛り上げるために、ドウダンツツジの生垣を盛り上げる。
なんてことにはならないか。

赤く紅葉したドウダンツツジの生垣は、下草の緑を蹴って、青空へ向かって行進する秋の隊列みたいじゃないか。
鮮やかな赤。
青空と下草の緑と赤いドウダンツツジの行進。
紅葉の喝采。
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