雪が少ない八甲田の冬景色を見物
八甲田国際スキー場。 |
山岳道路は、萱野高原を過ぎたあたりから圧雪状態。
ところどころ、雪が融けて道路面が顔を出している。
途中、八甲田国際スキー場を覗いたら、まだ寒水沢コースしか滑走できない様子。
ふりこ坂コース上部はブッシュだらけ。
スラロームコースと国見坂ゲレンデは、積雪が少なすぎて滑走不可能。
今日のスキー場の積雪状況は35㎝だとか。
それでもスキーヤーは、雪を求めて集まり、少ない雪をそれなりに楽しんでいるようだった。
雪が少ないじゃないかと、スキー場に文句をつける人はいない。
こんな暖冬の冬に、よくぞこれだけ積もってくれましたと、感謝している・・・・・おそらく。
まだまだ雪もお客さんも少ない。 |
ふりこ坂コースは、上部のブッシュが埋まっておらず、滑走不可能。 |
酸ヶ湯温泉。 |
気象庁発表の、今日の酸ヶ湯の積雪の深さは66cmだが、場所によっては、1mぐらいはありそうだった。
鳥居からの登山道コースには、スキーやスノーシューの跡がついている。
ここでも雪を求めて、登山者や山岳スキーヤーが集まり、少ない雪をそれなりに楽しんでいる様子。
自然から与えられたものを、それなりに楽しむ。
それ以上は、求めない。
それが、スキーヤーが自然とつきあう方法。
そして、別の側の見方もある。
すごく否定的な疑問。
なぜわざわざ、寒くて雪の多い山へ苦労して登るのか?
ときとしてこの疑問には、自分の「物差し」で、すべてを測ろうとする意志が含まれる。
その「物差し」で測れないようなものまで、その「物差し」で測ろうとする熱意が含まれる。
彼らは、自分の世界や価値観を、きびしく守ろうとする努力家であることが多い。
雑談の中に、そんな「物差し」が見え隠れする。
そういう在り方や意見もまた、自然なこと。
だから、自然から与えられたものを、それなりに楽しむ。
たぶん、バランスをとることは二足歩行する人間の本能だから、本能を楽しんでいるのさ。
湯坂ゲレンデはブッシュだらけ。 |
八甲田大岳は、雲に隠れて見えない。 |
登山道の鳥居。 |
地獄沼。 |
その鉄扉の脇からもスキーのトレースが延びている。
愛犬とゲートを越えて、雪の積もった自動車道路を散歩。
沈み具合は、長靴の足首ちょっと上あたり。
わざわざ酸ヶ湯までドライブして、雪の中を歩いてみて、それでようやく冬を実感したしだいである。
ご機嫌な、愛犬リリー。笑顔だ。 |