2016/08/12

あちこちでノブドウが花を咲かせて実を結んでいた

ノブドウ
今年の夏は、つる性植物の生育ぶりが好調なのだろうか。
ヘクソカズラとかヤブガラシとかが繁茂している光景によく出会う。
それに、写真のノブドウ。
公園の草むらの隅で、ノブドウがすくすくと蔓を伸ばしている。
私が生まれた津軽半島の村では、ノブドウのことをドクブドウ(毒葡萄)と呼んで忌み嫌っていた。
カラフルな色合いの果実を、幼い私は、恐ろしく毒々しい実だと感じていたのだ。

まだ毒という恐ろしいものを見たことがない少年は、おそらく毒というものの色はこういうものだろうと思ったものだった。
生まれて初めて「ドク」という言葉に出会ったのは、ドクブドウという植物の「ドク」だったような気がする。
だから今でも、ノブドウが生け花の材料として飾られているのを見ると、ちょっと違和感を覚える。
本当にノブドウは、トリカブトのような有毒植物なのか。

ヤマブドウは食べることができるが、ノブドウは食べられない。
というのが、昔からの言い伝えである。
ウィキペディアに「食味は不味い」と記されているから、そんなに有毒ではないのだろうか。
が、昔から人が食べるものではなかったのだから、食べない方が無難である。

ノブドウの花。
ノブドウの花は、ヤブガラシの花に形がよく似ている。
でも、ヤブガラシの花ほどカラフルではない。
ヤブガラシ同様に、花弁と雄しべは早期に脱落する。

花が終わったものから次々と結実していく。
ノブドウの若い実は、まだ緑色である。
これが熟すと、紫色や青色、水色とカラフルなブドウのフサになる。
しかしノブドウも、ヤブガラシやヘクソカズラ同様に、公園から駆除される存在。
公園の植え込みに絡まって、それらを覆い隠してしまうつる性の「雑草」は、厄介者あつかいである。
今年は、カラフルなノブドウの果実にお目にかかれるのかどうか。
それは、都市公園の雑草駆除の日程次第である。

花が次々と咲いていく。

巻きひげで本体を支えて伸びていく。

ノブドウの果実。

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