2016/09/20

青森(関東以北)でも結実しているヤブガラシ

平和公園のヤブガラシが結実していた。
東日本(関東以北)では結実しないと、ウィキペディアをはじめとして多くの植物系サイトで言われているヤブガラシ。
昨日、愛犬の散歩で青森市内の平和公園に立ち寄ったら、なんとヤブガラシが実を結んでいるではないか。

今年の7月30日に盛んに花を咲かせていたヤブガラシである。
関東以北のヤブガラシの染色体は3倍体で、結実しない。
中部以西の分布では、3倍体のものと2倍体のヤブガラシが混在していて、その2倍体のものが結実する。
ということなのだが。

熟している果実と5小葉。
「2倍体」とか「3倍体」とかは、染色体を何組持っているのかということらしい。
人間は、同じ染色体が2組あるので2倍体。
関東以北のヤブガラシは3倍体で、3組あるものを2つに分けるのは難しいので、普通の雌雄による繁殖はできないという。
それが、3倍体が結実しない理由だそうで、私にはとても難しくて理解できない世界。

一般に動物は、父と母から1組ずつもらった、2組の染色体を持っているとのこと。
これが2倍体だそうで。
ところが、植物には様々な倍数体を持つものが存在しているという。
3倍体の植物は、一組染色体が余計にあるので結実しないとのこと。
てことは、平和公園のヤブガラシは結実しているから、2倍体というやつなのか。

まだ咲いていたヤブガラシの花。
結実するヤブガラシは、5小葉の葉に4小葉や3小葉が混じると言われている。
平和公園のヤブガラシをざっと見渡したが、5小葉以外の葉は見当たらなかった。
なにしろ犬連れで、犬が引っ張るので、あまりじっくりとは観察できない。
私の野草との「雑談散歩」は犬にとっては快適な散歩ではないようで。
今度ゆっくり調べてみることにしよう。

ヤブガラシはブドウ科の植物だけあって、実がノブドウに似ている。
ノブドウほどカラフルではないが、濃い紫色の実はノブドウそっくり。
でも個数が少なくて、ノブドウほどにぎやかではない。
蔓を伸ばして、葉が生い茂っている割には寂しげな実のつき方。
まだ花が咲いているので、この先どんな実がつくのか。
散歩の楽しみがひとつ増えた。

その前に平和公園でヤブガラシの一斉駆除が行われれば、もうお目にかかれないのだが。
ここのヤブガラシは、ドウダンツツジに絡まっている。
そろそろ、ドウダンツツジが美しく紅葉する時期。
やはり、ドウダンツツジの紅葉前に、ヤブガラシが駆除されそうな気がする。
なにしろ、嫌われ者のヤブガラシであるのだから。

まだ青く可愛い果実。

濃い紫色に熟しているヤブガラシの果実。

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