2017/06/25

青森市新中央埠頭に大型客船「ぱしふぃっくびいなす」が寄港

愛犬の散歩のために新中央埠頭へ行ったら、大きな客船が寄港していた。
船の名前は、「ぱしふぃっく びいなす(PACIFIC VENUS)」。
総トン数が26,594トン(日本クルーズ客船株式会社発表)の大型クルーズ客船である。
収容旅客数は620名、乗組員は220名とされている。

青森市内に「ホテル青森」という比較的大きめのホテルがあるが、ここの収容客数が250名ぐらいだと聞いたことがある。
ということは、このクルーズ客船は、大きめのホテル二軒分と小さめのホテル一軒分のお客さんを乗せて、クルーズしているということになる。
まさに、洋上を移動する巨大ホテルだ。

クルーズ客船「ぱしふぃっくびいなす」。
青森市では「青森港クルーズ」と称して、歓迎セレモニーや特産品の展示販売、文化体験コーナーなどを実施しているという。
クルーズの旅の楽しみは、寄港地での様々な出会いもそのひとつとのこと。
「青森港クルーズ」の歓迎セレモニーは、青森港での出会いの演出として行われているのだろう。
ちなみに大型旅客船によるクルーズとは、目的地への旅客輸送の船旅ではなく、船舶での旅そのものを楽しむこと。
クルーズ船には、ホテル並の宿泊設備があり、レストランやバー、スポーツ施設などが備わっている。
また、カジノやショーが開催され、長期間の船旅を楽しめるようになっている。

噂には聞いていたが、大型クルーズ客船を間近で見るのは初めてである。
愛犬は、顔をあげて船を眺めることもなく、もくもくと歩き続ける。
巨大な人工物に恐怖を感じる気弱な犬なのである。
それは飼い主も同様・・・・。

「びいなすクルーズ」のロゴ。
青森県内で港町というと、なぜか八戸市が思い浮かぶ。
八戸港は太平洋に面していて、貨物船や旅客船航行の便宜に適しているからなのだろう。

しかし、大型客船が停泊している光景を目にすると、青森市も立派な港町なんだと実感する。
青森港は、陸奥湾最奥部の天然の良港として、古くから物流に関わってきた。
その物流においては、現在では八戸港に及ばないものの、青森港では大型旅客船の寄港に対応できる港としての整備が進められている。

将来的にクルーズ船ブームが去っても、この整備は無駄にならないだろう。
新中央埠頭なら親水型の海釣り公園として青森市民から親しまれるに違いない。
もしそうなれば、金網に遮られて殺伐とした「青森港クルーズ」よりも、よほど活況を呈することだろう。

クルーズ船ブームが去っても、海釣りブームは衰えない。
庶民の遊びには、庶民の生活を支える力があるからだ。
同様に、クルーズ船ブームが去っても、豪華大型客船は無くならない。
お金持ちの夢が、お金持ちの生活を支えているからだ。

愛犬の散歩のついでに、停泊している大型客船「ぱしふぃっくびいなす」を眺めながら、そんなことを思った次第である。

船体後部。最上デッキが、スポーツデッキになっている。

煙突の下にテンダーボートが設置されている。

金網越しに見る客船。

埠頭緑地帯の丘から眺める。船の向こうに三角形のアスパムが見える。

寂しげな船尾。

青い海公園から眺める。巨大な物が持つ重厚感と圧迫感。

アスパム裏から眺める。煙突から煙が出ている。そろそろ出港の時刻かも。

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