2017/07/09

CorelDRAW X8で虫眼鏡(拡大鏡)のイラストを描く方法

「CorelDRAW」で虫眼鏡(拡大鏡)のイラストを描いてみた。
虫眼鏡は、ホームページなどで検索のアイコンとしてよく使われている。
意外と需要の多いイラストである。
今回も「押し出し」機能を使ったが、「押し出しの種類」は「消失点」の無いタイプを選択した。
また「押し出し」には「プロパティーバー」に表示される「プリセット」を利用して作製する方法もあるが、私はクリック&ドラッグでオブジェクトの「押し出し」加工を行った。

虫眼鏡のフレームを作る

フレームの正円を作る。
左側のツールボックスにある「楕円形ツール」をクリック。
キーボードの「Ctrl」キーを押しながら「楕円形ツール」をドラッグして、描画ページに正円を描く。
円の「輪郭」を適度な幅で塗りつぶし、メニューバーの「オブジェクト」>「輪郭をオブジェクトに変換」をクリックする。

オブジェクトを押し出す。
ツールボックスの「押し出しツール」を引き出してクリック。
「押し出しツール」で円の中央下を上図のようにクリックして真下にドラッグ。
キーボードの「Shift」キーを押しながらドラッグすると、真下にドラッグしやすい。

「押し出し」の種類を選ぶ。
「押し出しの種類」がデフォルトのままだとデフォルメが効きすぎるので、「押し出しの種類」を上図のように「消失点」の無いタイプを選んだ。

形が縦長に。
「押し出しの種類」に平行タイプのものを選ぶと、上図のように縦長の形に変化した。
「押し出しの種類」ボックスの右側にある「消失点のY座標」のマイナス数値が大きいのに注目。

X点を真上にドラッグ。
「押し出しツール」で上図のようにX点を真上にドラッグして、フレームの形を整える。
「消失点のY座標」ボックスに数値を入力しても、「押し出し」の形を下図のようにすることができる。

フレームの形が程よいものになった。

分割。
「押し出し」作業が終わったら、「押し出しツール」を選択したまま、メニューバーの「オブジェクト」>「押し出しグループの分割」をクリック。
これで、フレームの「縁部分」と「立上り部分」が別々のグループになった。
必要があれば、「オブジェクト」>「グループ」>「オブジェクトのグループ解除」をクリック。
ここでは、「立上り部分」の上側と下側が同一グループになっているので、これを解除した。

オブジェクトの「表示」を「ワイヤーフレーム」に。
メニューバーの「表示」>「ワイヤーフレーム」をクリック。
「表示」を「ワイヤーフレーム」にしてオブジェクトの分割状態を見る。
ここでは、「ノード」の位置で「立上り部分」が上図のように別れてしまっている。
下図のように上側と下側それぞれ別れている部分を「選択ツール」で選択して「オブジェクト」>「整形」>「ウェルド」をクリックして合体。

「ウェルド」で合体。

合体終了。
上図では、フレームの縁部分と上の立上り部分(フレームの内側に見える部分)と下の立上り部分(フレームの外側に見える部分)の三つに別れている。

グラデーションで塗りつぶす。
フレームの各部分を「グラデーション塗りつぶし」で上図のように塗りつぶす。

レンズを入れる

フレームに合う楕円形を描く。
ツールボックスの「楕円形ツール」でフレームに合う楕円形を描く。
虫眼鏡のレンズである楕円形を「オブジェクトのプロパティ」ドッキングウィンドウの「楕円形グラデーション塗りつぶし」で上図のように塗りつぶす。
楕円の「輪郭」も、青系色で細く塗りつぶした。

レンズのハイライトを描く

レンズを複製。
レンズを「選択ツール」で選択し、キーボードの「Ctrl」キー+「D」キーで複製する。
上図のように「輪郭」を適当な幅にし、オブジェクトは「塗りつぶしなし」にする。

曲線に変換。
複製した楕円形を適度のサイズに縮小し、メニューバーの「オブジェクト」>「曲線に変換」をクリック。
曲線の角や端の形状を指定するボックスで、「丸型の角」と「丸型キャップ」ボタンをオンにする。

「ノード」を追加。
上図のように、「輪郭」を「整形ツール」でダブルクリックして「ノード」を2個追加する。

「曲線を閉じる」ボタン。
「整形ツール」を使用しているときに表示されるプロパティバーの「曲線を閉じる」ボタンをオンにする。
「整形ツール」で、「ノード」間の消したい曲線をクリックし、キーボードの「Delete」キーを押す。

「ノード」間の曲線を消去する。
上記の方法で、追加した「ノード」間の曲線以外は全て消去する。

レンズのハイライト。
残った曲線をレンズ上に配置し、上図のように色をつけ線幅を少し広くする。
上図のように、「楕円形ツール」で描いた円も配置。
なんとなくレンズが光っているように見えるでしょう。

軸と柄をつける

軸をつける。
ツールボックスより「長方形ツール」をクリック。
プロパティバーで「丸型の角」をクリックして、長方形の角を適度に丸くする。
「オブジェクトのプロパティ」ドッキングウィンドウの「グラデーション塗りつぶし」を使って、軸に影の部分や光沢部分を演出する。

柄をつくる。
軸を描いた方法で、柄も描く。
「グラデーション塗りつぶし」はお好みの色合いでどうぞ。

柄をキャップで飾る。
柄が単調なのでメタリックなキャップで柄に変化をつける。

直線を曲線に。
「整形ツール」で選択状態の直線をクリックし、プロパティーバーの「曲線に変換」ボックスをクリックすると、直線を曲線にできる。
上図のようにコントロールハンドルを操作して曲線を仕上げる。

メニューバーの「オブジェクト」>「曲線に変換」と同一呼称なので注意が必要である。
メニューバーの「曲線に変換」コマンドは、オブジェクトを個々の「ノード」で編集するために変換する。
オブジェクトに「ノード」を出現させるためのコマンドである。

下のキャップを加工。
柄の下のキャップに楕円形をつけて、グラデーションで塗りつぶし、それっぽくする。

中央揃えにする。
最後に、フレームと軸と柄を移動してくっつけ、三者を「選択ツール」で選択し「整列/配置」ドッキングウィンドウで「左右中央揃え」にする。

イラスト完成

拡大鏡(虫眼鏡)のイラスト
虫眼鏡のイラスト。
虫眼鏡は細かい文字を読むための拡大鏡でもある。
高齢化社会が進むなかで、虫眼鏡の需要は増え続けることでしょう。

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