フタモンアシナガバチが郵便受けの内側に巣を作っていた

郵便受けの中で巣作りしているハチ
【郵便受けの隅でハチが巣作り】

お昼頃、郵便受けを開けて、思わず手を引っ込めた。

郵便受けの中からハチが飛び出したのだ。

内側に巣ができていて、ハチが忙しく歩き回っている。
飛び去ったものも含めると10匹ぐらいの集団で、巣作りに励んでいたようだ。

陽に晒されて、変色してもまだ使っていた郵便受け。
傷んだプラスチックの隙間から、彼らは入り込んだのだろう。
昨日の昼頃は、何もなかった。
たった一日で、直径6センチぐらいの巣が出来上がっている。

働き者だなぁ。

と感心して見惚れている場合ではない。
どんどん大きくなって、郵便受けそのものがハチの巣になったら大変だ。
届いた郵便物がハチの巣に取り込まれてしまう。

ハチには申し訳ないが、殺虫剤で追い払い、巣をつまんで撤去した。
殺虫剤は、かなり古いものなので、ハチは墜落することなく去って行った。

郵便受けも殺虫剤も、古くてぼろぼろ。
それを扱う私は、年老いてよれよれ。
このシーンで、唯一美しいのは、飛行するハチたちだった。

そんなハチの群れの中に、一回り大きい個体がいたので、あれが女王だったのだろう。
手足をだらりと垂らして、恨めし気に旋回しながら飛び去って行った。

スマホで撮った写真を調べると、フタモンアシナガバチとのこと。
プクンと膨れたお尻に、ふたつの黄色い斑紋があるので、そう名付けられたとか。

攻撃性は、あまり強くないらしい。
しかし、毒針を持ったハチである。
性格はおとなしいとあるが、刺されないとは限らない。

撤去した巣を撮った写真を見ると、六角形の穴が数個、白い繭で塞がれている。
あのなかで、サナギが眠っているのだろうか。
巣はそのまま捨ててしまったので、繭の正体は、今となっては分からない。

もしこの郵便受けが、彼らの好みの場所だったとしたら、また戻ってきて巣を作るかもしれない。

無数の複眼が、どこかでこの箱を見ているような気がする。

フタモンアシナガバチと蜂の巣
【ハチの正体は、フタモンアシナガバチ】

フタモンアシナガバチの製作途上の巣
【撤去した蜂の巣】

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