雪かき用スコップを雪山携行スコップ(ショベル)に改造

シュイナード・ショベル
シュイナード・ショベル。


シュイナード・ショベル
右の写真は、20年ぐらい前に買ったシュイナード・ショベル。
バックカントリースキーでいつも携行しているスノースコップ(ショベル)である。
とにかく頑丈さが評判のスノースコップで、コンクリートを砕く強度を持つと言われていた。

腕力があればの話だが・・・。
このスノースコップの材質は、シュイナード製のカラビナと同じものだという。
頭部(すくい部)と柄が分かれていて、コンパクトにザックに収納できるようになっている。
重さは、561グラムと軽量。
使用するときは、柄部を頭部下の受けに差し込んで、頭部下の受けに付いているリングを握り部の方へスライドさせて固定する仕組み。

この頃の主流は
組み立てると全長が67.5センチ。
バックカントリースキーを始めた頃、必要な雪山用のギアとして、9,000円ちょっとで買った記憶がある。
今は、この製品は作られていない。
この頃の雪山携行ギアとしてのスコップは、もっと頭部(すくい部)に幅のあるものが主流のようだ。

このあいだ雲谷峠にスキーハイキングした際に、山頂でこのスコップを使って雪洞を作ってみたのだが、新雪には効率が良く無かった。
スプーンが小さ過ぎて、雪をわずかしかすくい取ることが出来ない。
その結果、作業がはかどらない。
これでは、非常時にあまり役立たないのでは、と感じたのだった。

シュイナード・ショベルは、春の固い雪質を砕くのには適していて、その用途では良いスノースコップなのだが。

スノースコップの必要性
(1)雪崩による埋没者の救出。
(2)ビバーク時の雪洞づくり。
(3)食事のときに、強風を避けて暖を得るための風除場所の設営。

などなどの理由で、バックカントリースキーにスノースコップは必携である。
そのため、大きいスプーンの雪山携行スコップが必要だな感じていたとき、日常使っている雪かき用スコップが目に入った。
下の写真のスコップがそれである。
これを雪山携行スコップ(ショベル)に改造したらどうだろう。


雪かき用スコップ
雪かき用スコップ(銀象印アルミスコップ)。

改造の条件
このスノースコップ(銀象印アルミスコップ)の着目点は以下の通り。
(1)比較的軽い(重量1.1キログラム)。
(2) すくい部が広くて、雪のすくい出しに効率的(先幅29.5センチ、長さ40センチ)。
(3)すくい部が丈夫そう(板厚2ミリのアルミ合金)
(4)雪山携行スコップへの改造が簡単そう。

ホームセンターで、いろいろな雪かき用スコップを見て回ったが(1)と(4)の条件を満たすものは、これしか見当たらなかった。
しかも低価格で、1,980円。


改造スコップ表
完成品(表)。


完成品(裏)


そして、仕上がった姿が上の写真。
全長80センチ。
軽量なので、柄の部分が樹脂製かと思ったが、柄部は天然木だった。

雪かき用スコップ改造行程
(1)柄を適当な長さにノコギリで切断。
(2)握り部を二箇所で柄に固定しているアルミ釘を抜く(釘の頭を横からタガネをあててハンマーで叩き、釘の頭が浮いたらペンチで引き抜く)。
(3)この釘を抜いても、握り部から柄部が抜けないので、さらにノコギリで握り部すれすれに木製の柄を切断(握り部と柄部は、握り部の内部で接着剤によって結合している模様)。
(4) 握り部の中に残った木の柄を、ドリルやマイナスドライバーでほじくって、握り部の差し込み穴から柄の残骸を一掃する。
(5)(1)で切った柄部の先端を、握り部の差し込み穴に嵌め込むために、ナイフで、なるべく均一に、紡錘状(先細り)に削る。
(6)握り部の差し込み穴の深さまで柄部の先を削ったら、差し込み穴にシリコンを適量入れる(多少の接着効果を期待しながら、荒削りの隙間を埋める充填材としてシリコンシーラントを使用)。
(7)握り部差し込み穴の奥まで柄部を差し込み、釘を抜いた穴を利用して、ステンレスのトラスビスで締める。
(8)シリコンを乾燥させる。


スコップ(ショベル)の握り部
苦労した握り部の仕上げ。


改造で一番手間取ったのは、握り部と柄部の固定。
(4)と(5)の作業。
上の写真は、加工した握り部の完成写真。
加工技術の拙さはご愛嬌ということで。
下の写真のように、シュイナード・ショベルと比較すると、すくい部が断然広い。
それに握り部も使い勝手が良さそうだ。


スコップの比較
改造スコップ(上)とシュイナード・ショベル(下)。


ロウアルパインのザックに取りつけ
下の写真は、愛用のバックカントリースキーザックであるロウアルパインの機能的なザックにスコップやらスノーシューやらを取付けた写真。
カッコ良さではシュイナード・ショベルに負けるが、機能面ではかなりの優れものであると思っている。
まずは現場(バックカントリー)で仕事をしてみなくては。

この記事は、あくまでも私個人の見解や方法で、多くの人達にとって有益なものでは無いかもしれません。
この記事は、私の方法や行動の紹介であって、私の方法や行動を推奨するものではありません。
バックカントリースキーは楽しいスポーツですが、危険を伴うこともあります。
道具選びは、個人の責任で慎重に行って下さい。


ザックに装着
ザックの装着した様子。


スノーシュー
スノーシューとともに装着した様子。


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