七十森山の麓にある針葉樹林はアオモリトドマツかヒマラヤスギか

この木は何?
先日の七十森山山行では、帰路にいつもと違うルートを使った。
その結果、上の写真のような針葉樹の林に出会った。

この針葉樹林は、登りの尾根からも見下ろすことができる。
山麓に近い場所だったので、杉林だろうと思って眺めていたのだった。

急斜面を滑り降り、ブナ林を抜けて、この針葉樹を間近に見たとき、杉ではないことに気がついた。

樹形が違う。

どちらかと言うとアオモリトドマツ(オオシラビソ)に似ているが、全体にヒョロリと伸びた様子がアオモリトドマツと違うような印象を持った。

だいいちこの針葉樹の林は標高600メートルぐらいの位置にある。
この七十森山ルートでは、標高710メートルぐらいの尾根でアオモリトドマツの、ごく小さな若木を一本見つけたのみ。
八甲田山においては標高900メートル前後からがアオモリトドマツとブナの混交林が始まる。
そして、標高1100メートル前後で、アオモリトドマツの純林となる。

であるから、標高600メートルぐらいの場所にアオモリトドマツの林ができるわけが無いと思うのだが。

仮に、アオモリトドマツをこの場所に植栽したとしても、こんなに背が高くは育たないだろう。
青森市のモヤヒルズスキー場の一角にアオモリトドマツが植栽されている。
そこの標高は250メートルぐらいだが、ほとんどが背が低くて小柄である。
それより350メートルぐらい標高が上がっても、こんなに背の高い木には育たないだろう。
背に関して言えば、ここの針葉樹は、八甲田山のアオモリトドマツ純林で見かけるものに匹敵するぐらいである。

アオモリトドマツに樹形が似ている木にコメツガがある。
でもコメツガの枝先は下垂しがち。
写真の針葉樹の枝先は上方に跳ね上がっている。

アオモリトドマツかヒマラヤスギか・・・・。
この「先すぼみ状」の枝先は、青森市の公園で見かけるヒマラヤスギに似ている。
下の写真が公園のヒマラヤスギ。
枝の剪定がされているので背が高く伸びている。

山で見かけた針葉樹は、植栽されたとは言え、ほったらかしの野性のもので、風当たりも強ければ、剪定もされていない。
街の公園で見かけるヒマラヤスギより背が低いのはそのせいなのか。
そもそもヒマラヤスギではないのか・・・・・。

幹の樹皮の様子とか葉の様子とかを仔細に見ていたら、かなり正確な同定が出来たのだろうが。
なにせおっかなびっくり下手スキー中の観察ゆえ。

この針葉樹林は、またいつの日か、山行の際にしっかりと見ることにしよう。
それまでは、「謎の針葉樹林」のまま。
山歩きは、見るものも考えることも多すぎて、それらを楽しみたいのだけれど、いつも時間足らずに終わってしまう。
結局は能力不足ってことだね。

公園のヒマラヤスギ。



青森市中央市民センターのヒマラヤスギ。

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