青森市滝沢の神堤山へスキー散歩

本日の行程図(赤色点線:往復路。行程線はブログ管理人の書き込み)。出典:国土地理院ホームページ。

去年の秋に山麓周辺を散策した滝沢の神堤山。
この山を残雪期に登ってみようと地形図を見ながら思いをふくらませていたのだが、今日それが実現した。
地形図を見ながら思いをふくらませる時間は楽しい。
実際に登ってみると、なお楽しい。
「楽しい」×「楽しい」のスキー山行。

道路脇の駐車場所(スタート地点)の標高は、約95メートル。
神堤山は、標高465.6メートル。
今日は、標高差にして370メートルのスキー散歩を楽しんだ。

滝沢の名有山(なありやま)シリーズ

今シーズン初回の山スキーなので、神堤山は足慣らしにちょうど良い。
この山は、滝沢の山の中では名前がついている数少ないピーク。
去年の春の高地場山に続いて、滝沢の名有山(なありやま)シリーズ4回目となった。
振り返って見れば、初回は折紙山(標高920.7メートル)2回目が葉抜橋山(標高615.2メートル)3回目が去年の高地場山(標高459メートル)

神堤山の山裾の林道は、無雪期に何度か散策したことはあるが、無雪期有雪期を通して登頂は今回が初めて。
未知のルートを歩く楽しさは、好天のおかげもあって最高だった。

変化に富んだ行程

下折紙沢の渓谷有り、青森県に特有なヒバ林有り。
尾根の形状も、細い尾根や広い尾根、緩い尾根や急傾斜の尾根といろいろあって、変化に富んだ雪山山行が楽しめた。
ま、山はどこでも変化に富んでいるのだがね。

青森市街を背にして、みちのく有料道路の「新折紙橋」を越えた付近に、左側へ抜ける林道がある。
林道は、積雪のため自動車は通れない。
なので、林道入口の広くなっているところにクルマを路駐した。

しばらくは林道歩き

上の地形図にあるように、駐車地点から林道をしばらく歩く。
下折紙沢を渡るまでは、下折紙沢の渓谷沿いに林道が続いている。
ときどき急峻な渓谷を覗き込みながら歩いていると、林道は二手に分かれる。
右手に進み、下折紙沢に架かったコンクリート製の橋を渡る。

橋を渡ってから林道は、やや傾斜を増して、神堤山の山裾を巻くように上に伸びている。
橋付近の河原には、太いヒバの木の林がある。

山腹を巻く林道に、雪崩の起こりそうな箇所は見あたらない。
ただ、落石が転がっているところが数箇所あったので注意が必要だ。

林道から尾根へ

傾斜の緩い尾根への取り付き地点は、そのそばを高圧線が走っているので、それが目印になる。
緩い尾根を林道に沿って登っていくと、傾斜がだんだん急になる。
登りきったところが351ピーク。
ピークの西側は雪解けが早い。
ピークの東側を、雪庇崩れに気をつけながらトラバースして、神堤山への渡り尾根に取り付く。

渡り尾根の西側は、雪解けが進んで、背の低い笹藪地帯が露出している。
無雪期でも藪こぎ無しで、心地よい尾根歩きが楽しめそうな具合である。
尾根を渡り切ると、急傾斜の細い尾根にぶつかる。
木が立て込んでいて残雪も少ないので登るのに難儀した。

急傾斜の斜面を登って、神堤山山頂から西へ延びている緩い尾根に取り付く。
西尾根に乗れば、山頂までは間近。
山頂付近の雰囲気を楽しみながらのんびりと登る。

神堤山山頂

スタート地点から2時間弱で山頂到着。
山頂はこぢんまりとしていて、端正な面持ちが感じられた。
端正な面持ちと言うのもちょっと変かもしれないが、三角山特有の端正さである。
小さな山頂広場の周辺には木が立ち込めていて、見晴らしはあまり良くない。
北側がちょっと疎らで、樹間から東岳(標高683.9メートル)を眺めることが出来た。

ゆっくりと休んで、帰りに備えた。
雪がガリガリだったので緩むのを待ったが、一時間経っても緩まない。
ガリガリの急斜面は慎重に横滑りで下りた。

林道の緩斜面はベチャベチャ雪でスキーが走らない。
日陰部分がザラメ雪になっていたので、ほんのちょっと快適スキー。
ほんのちょっと快適スキーでも山スキーは楽しい。

山を歩く固有な視線

山を歩く人は、その人固有の視線を持っている。
その視線で地形図を読み、その固有の視線に導かれて山を歩く。
この視線は、その人自身が山の楽しさを発見するレーダーのようなものなのかも知れない。

山を歩かない人は、この視線を持っていない。
だから、山から下りた者を不思議そうな目で眺める。
八甲田ならまだしも、ノーブランドの滝沢あたりではそういう目にさらされることが多い。

私も時々不思議な気分になる。
なんでこんなに滝沢の山が好きなんだろうと。
そう思いながら山を眺めていると、いつの間にかそれが私固有の視線に変わっている。
だからまた滝沢の山へ出かけることになるのだった。


駐車地点から神堤山(写真中央の三角山)を眺める。

野内川越しに神堤山を眺める。

日陰の林道は雪が凍っていてガリガリ。右手が下折紙沢の渓谷。

橋の上から、下折紙沢の小さな滝を見下ろす。

神堤山の山裾を巻いて延びている林道。

低山の林道歩きならでは。カーブミラー自撮り。

林道を離れて、平坦な尾根に入る。

登り始めは傾斜が緩い尾根。

登るに従って傾斜が増し、立木も混んできた。

351ピークへ登る尾根の途中から、神堤山が姿を現す。

雪解けの早い渡り尾根。登ってきたルートを振り返って眺める。

急斜面を登って神堤山の山腹へ。登ってきたルートを見下ろしている。

神堤山西尾根の様子。西側を眺めている。

山頂付近のハッピーエリア。

神堤山山頂。北の方角に東岳が見える。

やはらかに柳あをめる・・・・下折紙沢の岸辺。

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