雑談散歩

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津軽半島の溜池に架けられた奥津軽木造橋7選のひとつ「芦野夢の浮橋」

(芦野公園案内図の看板。)


このところ津軽半島の溜池に架かっている橋巡りに精を出している。

その皮切りは、玉松台の「古城の沼」に渡された浮橋だった。
「古城の沼」は溜池ではないようだが、木造の浮橋が素晴らしかった。

十三湖近くの大沼に架かっている「東日流館橋(つがるやかたばし)」と「縄文の橋」
津軽富士見湖(廻堰大溜池)に架かっている「鶴の舞橋」

これらの中で大沼の「東日流館橋」は、屋根付きの木造橋としては日本一の長さ(全長136m)を誇っている。
さらに、津軽富士見湖の「鶴の舞橋」は、日本一長い(全長300m)木造三連太鼓橋である。

そして今回は、金木町の芦野湖(藤枝溜池)に架かっている「芦野夢の浮橋(あしのゆめのうきはし)」を見物に来た。
「芦野夢の浮橋」は全長256mで、日本で二番めに長い浮橋なんだそうである。

こんな有名な木造橋が津軽半島(奥津軽)に集中しているなんて驚きだ。

なんでも津軽半島には「奥津軽のため池に架かる七つの木橋」があるという。
その「七つの木橋」とは、どの橋をさすのか、どこにあるのか。
あまり公になっていない7選であるが、「芦野湖」の「芦野夢の浮橋」もその7選のひとつになっている。


(「津軽三味線発祥之地」の看板。)


(ご存知!太宰治の立像。なぜかよれよれ。だいぶお疲れのようである。)


(太宰治像の付近から「芦野夢の浮橋」を眺める。)


(オートキャンプ場に建っている「芦野公園施設案内図」の看板。)

(オートキャンプ場側の橋の袂。立入禁止のバリケードが組まれてあった。)


芦野湖の北岸に位置する金木オートキャンプ場の駐車場にクルマを止めて浮橋見物に。
すると、なんと「芦野夢の浮橋」は閉鎖中だった。
以前芦野公園に来たときも、この橋は閉鎖中だったような気がする。

なので、橋を渡らない橋見物となった。
それにしても、何か浮橋に不具合があって、ずっと閉鎖中なのか。

五所川原市のサイトの、観光情報のお知らせ>芦野公園桜松橋(おうしょうばし)の改修工事についてのページに、閉鎖の理由が書かれている。

吊橋の「桜松橋」は平成30年8月31日まで改修工事中であり、「芦野夢の浮橋」も工事エリアに直結するために通行止めであるとのこと。
というわけで、今年の9月にならないと歩けないとのこと。

木の橋の歩き心地を楽しみたかったのだが、残念。

ところで、前述した「奥津軽のため池に架かる七つの木橋」の情報について。
それは青森県の西北地域県民局地域農林水産部が作った「農業農村整備事業の概要」という書類の中に書かれてあった。

その書類の中の「奥津軽のため池に架かる七つの木橋」のページには、「奥津軽には、大小合わせて622ものため池があり、当地域の水田の貴重な水源となっています。なかでも、地域を代表する5つのため池には、保全管理を目的とする7つの木橋が架けられ、地域住民の憩いと安らぎの場として、また観光資源としても活用されています。」とある。

なるほどこれが「奥津軽の七木橋」の正体だったのだ。
ちなみに、その七つの木橋とは以下の通りである。
  1. 「東日流館橋(つがるやかたばし)」全長136m(五所川原市・大沼溜池)
  2. 「縄文の橋」全長66m(五所川原市・大沼溜池)
  3. 「大沢内大橋(おおさわないおおはし)」全長180m(中泊町・大沢内溜池)
  4. 「しらさぎ橋」全長150m(中泊町・大沢内溜池)
  5. 「鶴の舞橋」全長300m(鶴田町・廻堰大溜池)
  6. 「芦野夢の浮橋(あしのゆめのうきはし)」全長265m(五所川原市・藤枝溜池)
  7. 「野はなしょうぶ橋」全長115m(五所川原市・堺野沢溜池)
やっぱり、蓬田村の「古城の沼」の浮橋は、7選では無かったか。


(オートキャンプ場の湖岸から「芦野夢の浮橋」を眺める。)


(浮橋の向こうに工事中の吊橋「桜松橋」。)
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