雑談散歩

    山スキーやハイキング、読書や江戸俳諧、山野草や散歩、その他雑多なことなど。

素晴らしいヒバ林のある高地場山

高地場山行程略図
高地場山(459m) 山行略図。


天気予報は曇りだったが、予報に反して晴れ間の多い、いいお天気の一日になった。
今日は滝沢山地(東滝沢山)の高地場山(標高:459m)へ散歩。
2018年9月29日以来の、無雪期高地場山ハイキングである。

高地場山の山頂から南方向へ伸びている尾根の下の谷までは、かすかな踏跡がある。
その踏跡は、林道の廃道を辿っている。
山菜採りの踏跡のように見える。

三面護岸された平沢にかかっているコンクリート橋が、高地場山への登山口。
コンクリート橋から尾根までは踏跡を辿る。

踏跡が途切れる小さな谷から尾根に上がる。
幅のある尾根を、コンパスを合わせてのんびりと登った。
ヤブは、膝下ぐらい。
時折腰の高さぐらいのネマガリタケのヤブ。
比較的ヤブの少ない、歩きやすい尾根である。

尾根はだんだん急になる。
急な傾斜を登り切ると、しばらく緩い傾斜の尾根歩きになる。
それが過ぎると、また急登。
その急坂を登り切ると、「火焔ブナ」の大木が出迎えてくれる。
木の形が、縄文時代の火焔型土器を彷彿させるので、私が勝手に「火焔ブナ」と名付けたブナの木である。

「火焔ブナ」から頂上のある丘までは、平らな尾根歩き。
低い丘を登ったところが高地場山の山頂広場である。

山頂広場で早いランチをとり、下山。
尾根の東端を、尾根に沿って標高390mあたりまで下りると、広いヒバ林があらわれる。
2018年9月29日の山行で見つけたヒバ林である。

今日の山行の最大の目的は、このヒバ林見物。
前回は、ヒバ林斜面の上部だけを見物してから尾根に登り返し、尾根上を下山したが、今回はヒバ林に沿って谷まで下る計画である。

高地場山のヒバ林はすばらしい。
滝沢山地で、今まで見たヒバ林の中で最大規模。
ヒバの木も比較的大きな個体が多い。
野辺地の烏帽子岳のヒバの原生林も見事だが、高地場山も負けてはいない。
艶のある赤みがかった木肌のヒバが、高地場山の森の佇まいに変化を与えている。
ブナの森とは違う味わいがあって面白い。

ヒバ林の緩斜面をのんびりと下りた。
いつまでもいたいような、去りがたい場所である。
ヒバ林が終わると、傾斜が急になる。

木に20mのロープを二つ折りにして引っ掛けながら、懸垂下降を5回ぐらい繰り返して、谷底に到着。
谷の沢沿いの微かな踏跡を辿って、コンクリート橋まで帰ってきた。


周辺の山の写真
折紙山方面は、ヤマセでガス模様。

高地場山導入部
登山口のコンクリート橋。背の高い草薮を抜けると、かすかな踏跡に出る。

高地場山の谷道
草薮の下に、山菜採りのかすかな踏跡がある。

高地場山の谷道
ミズ(ウワバミソウ)の生い茂る原っぱ。

高地場山南尾根
尾根に出る。

高地場山南尾根の景観
尾根は、だんだん急登になる。

尾根上のブナの木
また出会えた。「火焔ブナ」。

ヒバ林導入部
ヒバ林。

ヒバ林の中
落ち着いた雰囲気のヒバ林。清々しい。

ヒバの大木
林のあちこちにヒバの大木。

ヒバの大木
ヒバの大木。

ヒバ林の様子
広いヒバ林。

平沢の枝沢の様子
チョロチョロ流れている平沢の枝沢。

沢沿いの帰路の様子
沢に沿って、草薮の下に山菜採りの踏跡がある。
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