雑談散歩

    山スキーやハイキング、読書や江戸俳諧、山野草や散歩、その他雑多なことなど。

大毛無山南尾根下部のS尾根を登ってN尾根を下りた

滝沢山地・大毛無山南尾根、S尾根からN尾根へ行程イメージ図。

大毛無山南尾根は、下部のみちのく有料道路側で尾根筋がふたつに分かれている。
どちらも同方向に、ほぼ平行に延びているので、どっちが支尾根でどっちが主尾根かは言い難い。


どっちも同格の尾根である。
なので、上図のように北側の尾根をN尾根(North ridge)、南側のをS尾根(South ridge)と呼ぶことにした。

9月4日に、N尾根経由で大毛無山南尾根に取り付き、617峰まで到達した。
今日はS尾根を探索がてら登り、あわよくば石鞍山(734峰)へ登ろうと試みたが、ネマガリダケのヤブに消耗して、断念。
年寄りに無理は禁物である。

標高440mぐらいまでは調子よく登っていたが、傾斜の緩い尾根が広がり始めてからネマガリダケの背が伸びだして、行く手をはばまれた。
この間、百メートルちょっと。
連休の最終日で疲れもたまっていたのか、ヤブ漕ぎで脚がツリかけた。

低山だからといって侮ってはいけない。
道のない山を歩くと、ネマガリダケの茎や灌木の小枝が足に絡まり、それが抵抗になる。
その抵抗が、脚から少しずつ力を奪っていく。

冬山の深雪ラッセルも、脚にかかる雪の抵抗が疲労を増加させるが、スキーでのスライド歩行の方がまだ楽だと感じている。
夏山のヤブ漕ぎ山行は、ヤブのなかで脚の上げ下げがあるので、なお疲れる。

齢のせいもある。
7年前は赤沢から石鞍山(734峰)まで峰越えハイキングを敢行できたのだったが。
今は、あんなことはできない。

てなわけで、579峰までなんとか登り、石鞍山を拝んで引き返した。
いまや579峰は、非力な私が石鞍山を遠望する遥拝所となった。

S尾根とN尾根の合流地点の、雰囲気の良いブナの森で一時間ぐらいランチタイム休憩をとりN尾根を下山した。
12時半下山開始で、14時に麓に着いた。
SN尾根周遊コースの輪を結んだ。

8:30、斜面を急登してS尾根をめざす。

8:50、標高300m、快適な尾根道。高圧線鉄塔の管理道。

9:00、標高307m、鉄塔広場。視界が開けている。鉄塔の位置からちょうど真北に見えるのが647峰。647峰は、青森市の滝沢集落から見ても、こんな風に三角山に見える。どこから見ても目立つ山なのに名前が無いのがさびしい。

高地場山方面を眺める。写真中央やや左の、底辺が広い三角の頂点の奥が高地場山の山頂。どこから見ても目立たない山なのに、「高地場山」という立派な名前がある謎の山である。

南方向の折紙山方面を眺める。

葉抜橋山をズーム撮影。

9:14、整備された快適な尾根道が続く。

9:23、標高340m、整備された鉄塔管理道は谷へ向かって下りている。ここから道のない尾根を辿る。

10:00,尾根上に、六畳分ぐらいの草地の広場があった。N尾根では見かけない光景。灌木が生えていないので、この下は岩盤か。

10:10、標高440m、このあたりから草丈150cmぐらいのネマガリダケのヤブ漕ぎ。ヤブ漕ぎは465ピーク付近まで続いた。距離にして100mちょっとぐらいのヤブ漕ぎ。脚に絡まるササヤブに体力消耗。

10:40、三畳ぐらいの広さの、ここだけ草枯れ地。クマがゴロゴロした跡か。

10:49、標高490m、S尾根とN尾根の合流地点。ここから579峰に向かう。

11:31、579峰。山頂脇から石鞍山を眺める。今日もまた拝むだけになった。

12:30、S尾根とN尾根の合流地点の、雰囲気の良いブナの森。雰囲気が良すぎて、去りがたい場所であったが、下山開始。

13:20,下山途中のN尾根。

Next Post Previous Post

広告