2021/10/04

一回も登山靴のヒモがほどけなかった北八甲田大岳ハイキング

酸ヶ湯公共駐車場側の登山口。仙人岱(せんにんたい)を経由して大岳に至るコース入口。

70歳になった自分の体力を確認するために北八甲田の大岳に登ることにした。
今日は、これからも山を歩き続けるための体力テスト。
そんな日に、面白いことを発見した。
滝沢山地での「ルート探索ヤブ漕ぎ山歩き」では、登山靴の靴ヒモが毎回三回ぐらいほどける。
ヤブ漕ぎ山歩きのときはゲイターをつけないので、靴ヒモがほどけやすくなっているのは確かなのだが。

ヤブ漕ぎでゲイターをつけると、ゲイターの損傷が大きい。
なので滝沢では、ゲイター無しで歩くことがほとんどである。

それが面白いことに、今日の大岳ハイキングでは、靴ヒモが一回もほどけなかった。
今日もゲイターはつけてはいない。

登山道を歩けば、しっかりむすんだ登山靴の靴ヒモがほどけることは、あまりない。
そんな普通の登山者の普通の感覚を忘れていた。
下山してはじめて靴ヒモが出発時と同じであることに気がついて意外に思ってしまった。
それが面白い。

それほどヤブ漕ぎ山歩きは、脚や靴にかかるヤブの抵抗が大きいのだ。
だからヤブ漕ぎ山歩きは、体力を消耗する。

今日は滝沢の山を歩くのと同じ靴ヒモのむすび方をした。
登山靴をはくときは、そういう習慣になっている。
ネットで覚えたイアン・セキュアノットで靴ヒモをむすぶ。
さらにそれで出来た輪っかで、一結びを二回繰り返すという頑丈なむすび方である。

がんじょうなむすび目でも、ヤブ漕ぎの途中でゆるむので、また頑丈にむすびなおさなければならない。
それでも山を下りて登山靴をぬぐ頃には、ほどよくゆるんで容易に靴をぬぐことができるという塩梅になる。
だが今日の大岳山行では、下山後に登山靴をぬぐとき、固く締まった結び目をほどくのに手間取った。

こんなことにびっくりしているのは自分だけだろう。
登山道を歩く普通の登山者なら、イアン・セキュアノットで結んだ登山靴のヒモは、下山するまでほどけることはないだろう。
かえって靴ヒモがほどけなかったとびっくりしている私を見てびっくりするかもしれない。
ちょっとオカシイジジイだと。
そう、ちょっとオカシイ。

無雪期の大岳に登るのはかなり久しぶりだ。
スキーハイキングでは、2019年4月29日に酸ヶ湯から大岳に登っている。
無雪期ハイキングとなると、なんと2015年7月26日であった。

実に6年ぶりの大岳登山。
6年前の記事を読むと、酸ヶ湯公共駐車場から2時間17分かけて大岳山頂に到達している。

さて、今日のテストの結果は。
2時間40分だった。
まあ遅いものの、なんとか合格でしょうと自己採点した。

それにしても、大岳コースの登山道は歩きにくくなった。
オーバーユースで登山道の土が登山靴で削られて石が浮き出ている。
その不規則な石の階段を上り下りしなければならない。
浮き出た石の段差が大きいくて、脚の短い私には難儀だった。
それで疲れた。

今日のコースの疲れは、滝沢山地のヤブ漕ぎ山歩きの疲れとは異質である。
脚のあたりに不快な疲労感が残っている。
ヤブ漕ぎ山歩きで登山靴の靴ヒモがほどけても、滝沢の山は優しいと感じた。


火山性ガスで植物の枯れが進んでいる平原。

地獄湯ノ沢の下流は火山岩がゴロゴロしている。

ガスにおおわれて幻想的な鏡池。

山頂。ガスのため眺望はなし。

ときどき陽がさす。

上毛無岱。

下毛無岱。

下毛無岱から上毛無岱方面の斜面の紅葉を眺める。

雲の切れ目から青空が見えた。

下毛無岱から紅葉を眺める。

チングルマの紅葉。これから真っ赤になる。

池塘に映った青空と雲。水面で枯れているミツガシワ。

遠く、雲をかぶった岩木山が見えた。

アカミノイヌツゲの赤い実がかわいい。

ミネザクラの紅葉。

しだいに青空が見えだした。

南八甲田方面。遠く櫛ヶ峰の山頂は雲の中。

酸ヶ湯温泉裏のブナの森。まだ緑が濃い。紅葉よりもこの緑に癒された。

下りてきた湯坂を眺める。麓の紅葉はこれから。

下山後に姿をあらわした大岳を、酸ヶ湯公共駐車場から撮影。