雑談散歩

    山スキーやハイキング、読書や江戸俳諧、山野草や散歩、その他雑多なことなど。

箒場から北八甲田・雛岳へ

駐車場から雛岳を眺める。

久しぶりに北八甲田の雛岳に登った。
空に雲が浮かんでいたが、まあまあの天気。
落葉したブナの森を歩き、急斜面を登って、晩秋のハイキングを楽しんだ。

スタート地点の田代駐車場の標高が609m。
雛岳山頂は1240.4mだから、標高差約631mのハイキング。

10月10日の高田大岳ハイキングの標高差が約783mだったが、高田大岳よりも今回の雛岳ハイキングの方が苦労した。
標高差的には高田大岳よりも雛岳の方が楽なはずなのに。
脚が重く息切れしながらやっと登った。

肺機能の低下が進んでいるのではないかと思うほど。
実際、齢も齢だからね。
齢をとればとるほどトレーニングは必要だと痛感したしだい。

さて。
駐車場を8時25分に出発。
分岐到着は9時43分。
山頂到着が10時32分なので、登頂までの所要時間は約2時間7分。
11時に下山開始。
駐車場に着いたのが12時23分だった。

とっても遅いタイムであるが、気分は上々の雛岳ハイキングだった。

登山道沿いの広場に安置されている田代神社の祠。手を合わせてから山行開始。なお箒場から北西方向に5キロほど行った八甲田温泉の近くにも「田代神社」がある。

大きなブナの木。雛岳登山道を歩くと、大きめのブナの木に出会うことが多い。

小沢に新しい橋がかかっていた。分岐まで二カ所の小沢を越えるが、二カ所とも新しい橋がかけられていた。

体を反らして舞っているようなブナの木。

樹木の「根上り」が登山道を横切っていて、爺には少々歩きづらい。

こちらも、ブナの舞。秋の陽を浴びて、気持ちよさそうに舞っている。

高田大岳方面へ向かう道との分岐。雛岳山頂へは、左折して登る。

登山道は分岐から急登になる。急登になると、登山靴で掘られた悪路が行く先々にあらわれる。

山頂間近の快適な道。

雛岳山頂から大岳方面を眺める。左から高田大岳、大岳、井戸岳・赤倉岳。

大岳の噴火口の縁に積雪少々。

雛岳に向かい合った高田大岳北東斜面。

赤倉岳方面。

ポツンと黒森。

南八甲田・乗鞍岳の東斜面。積雪期には山頂からのスキー滑降が楽しめる。

高田大岳東斜面は典型的な雪崩斜面。地形図では見分けられないカール(えぐれ)状の地形。

雛岳と高田大岳の鞍部。黒っぽい緑色はアオモリトドマツ(オオシラビソ)。白い幹の木はダケカンバ。鞍部の標高は1067m。酸ヶ湯温泉付近のこれぐらいの高さだと、アオモリトドマツはもっと生い茂っているのだが、雛岳付近はアオモリトドマツが少ない。

陸奥湾と青森市街地。

積雪に屈曲したコメツガ。コメツガの北限は北八甲田・前岳(出典:東北森林管理局ホームページ)とのことなので、雛岳のコメツガは北限に近い。登山道のある雛岳北斜面の標高900~1000m付近でコメツガをよく見かける。登山道沿いで見かけたアオモリトドマツは数本だけだった。

積雪に屈曲したナラの木。

積雪のため、「根上り」のように横たわっている幹。幹が「根化」している?
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