スマホの登山用GPSアプリ「ジオグラフィカ」を大毛無山南尾根で試運転
行程イメージ図。 |
大毛無山南尾根S尾根へ
2月19日の409峰スキーハイキング以来、仕事が混んで山へは出かけられなかった。仕事が一区切りついて、天気もよいので、平日ではあるが「今日こそ滝沢で山スキー」と滝沢へでかけた。
今日のコースは、去年の秋にルート探索した大毛無山南尾根の枝尾根であるS尾根。
スマホに登山用GPSアプリである「ジオグラフィカ」を入れたので、今日はその試運転もかねてのスキーハイキングである。
2月19日にはたっぷりあった雪が、大毛無山南尾根ではだいぶ減っていた。
ところどころ、山肌の雪がとけて、地面が顔を出している。
尾根に雪が無い所は、スキーを担いでテレマークブーツで登った。
行けるところまで行く計画だったが、465峰で左脚の腿あたりがツリかけたので、退散。
左脚ふくらはぎの肉離れの影響がまだ残っている。
帰りの滑りは、斜滑降とキックターンに徹した。
雪は、どっぷりと水分が多くて重量級。
重くてスキー操作ができなかった。
老人の独り山歩きの原則は、安全第一である。
GPSアプリ「ジオグラフィカ」
いままでの私のルート探索山歩きは、地形図とシルバーコンパスと高度計を頼りに行っていた。スマホを持ち歩くようになった今、便利な道具をもっと便利に使おうと、スマホに登山用GPSアプリである「ジオグラフィカ」をインストールした。
「ジオグラフィカ」のGPS機能は、登山者の現在地を地形図上に表示し、その位置の高度を正確に表示してくれる。
また、辿った軌跡を地形図上に線で表示してくれる優れたアプリである。
地形図とシルバーコンパスの方位と高度を一瞬で確認できるアプリなのだ。
「ジオグラフィカ」は、目的地の地形図を事前にダウンロードしておけば、ネットがオフラインでも携帯の電波が圏外でも、問題なく機能する。
ゴールや中継点、休憩ポイントなどの地点を登録できることなど様々な機能を備え持っているアプリだが、私には地形図上での現在地がわかれば充分である。
紙の地形図とシルバーコンパスをにらみながら、高度計で現在地を確認し、進むべき方向を決める。
そんなアナログな方法も捨てがたい。
むしろ、その技術をもっと深めたい。
アナログな方法で、目的地に到達できたときに得られる達成感が大きな喜びなのである。
それが、ルート探索型山歩きの楽しみである。
だからこれからも楽しみ多いアナログな方法で山へ入るつもりである。
「ジオグラフィカ」は、私の地形図を読む能力を点検してくれるチェック装置として役にたってくれることだろう。
「ジオグラフィカ」が起動中のバッテリーの消費量は、4時間ちょっとの山行で15%ぐらいだった。
スマホを機内モードにしていない状態でこのぐらいの消費量である。
バッテリーがもっと減っているかなと思ったが、意外と少なかった。
この点も満足である。
トラック画像をPCへ取り込む方法
下の画像は、「ジオグラフィカ」のトラック(GPSログ)データを私のパソコンに取り込んだもの。「カシミール3D」というソフトを経由して「gpxファイル」を「jpgファイル(jpg画像)」に変換した。
その方法は、以下の通りである。
- 「ジオグラフィカ」画面左上にある「メニュー」アイコンをタップする。
- 左側にズラリとあらわれた「メニュー」項目のなかの「ファイル」アイコンをタップする。
- 「ファイル」のウィンドウの中の「トラック」アイコンをタップする。
- 「トラック一覧」が開くので、PCに取り込みたいトラックをタップして、チェックを付ける。
- 画面下左の「チェック」アイコンをタップしてメニューを出す。
- 「GPXエクスポート」をタップする。
- 「LINE KEEP」アイコンをタップする。
- 「LINE KEEPに保存しますか?」画面で「保存」をタップ。
- WindowsPCに同期している「LINE」をクリックして起動させる。
- 「Keep」をクリックし、中にある「gpxファイル」をダブルクリックしてパソコンにダウンロードする。
- 「カシミール3D」を起動し、「ファイル」>「GPS各種ファイルを読む」をクリックし、パソコンにダウンロードした「gpxファイル」を選択する。
- すると「gpxファイル」の「トラック」画像が開く。
- 「カシミール3D」の「ファイル」>「表示画像を保存」>「表示領域を保存」をクリックする。
- 「ファイルの種類」を「jpeg画像」にして、PCのデスクトップに「保存」する。
ちょっと手間がかかるが、私にはこの方法が画像が乱れることなくしっかりしているので一番確実。
幸いに「カシミール3D」を使って遊んでいたことが役に立っている。
こんな方法で、下の画像をブログにアップした次第である。
面倒な作業のように思われるかもしれないが、慣れたらそんなに手間ではない。
「ジオグラフィカ」のトラック画像。 |