2022/06/05

「千本鳥居」の高山稲荷神社がちょっとした観光ブーム

素材を木材から硬質塩化ビニール材にリニューアルした「千本鳥居」。

青森市は冷涼なヤマセ雲。
暗く重い雲がのしかかっていて肌寒い。
津軽半島の上空をにらみながら、空の明るい所へとクルマを走らせた。
西の方が晴れてるっぽいので津軽山地の脊梁を越えて、日本海をめざした。
青空に導かれて、つがる市の旧車力村にある高山稲荷神社に到着。

来訪者のクルマが多くて、境内の駐車場は空きがほとんど無い状態。
岩手や仙台や山形ナンバーなど、県外ナンバーが目立っている。
多摩ナンバーのスポーツカーも止まっていた。

観光客のお目当ては、「千本鳥居」であるらしい。
千本鳥居と言えば、京都の伏見稲荷大社が有名だが、高山稲荷神社の「千本鳥居」も有名になりつつある。

それは、明治22年10月のチェスボロー号遭難事故と関連している。
チェスボロー号という貨物船が、高山稲荷神社付近の沖合で、嵐に襲われて座礁大破したのだ。
遭難事故の生存者を旧車力(しゃりき)村の村民が救助したという。
高山稲荷神社のすぐそばにチェスボロー号記念公園があり、「チェスボロー号遭難慰霊碑」が建立されている。

チェスボロー号の船籍がアメリカのメイン州バス市にあったので、車力村とバス市は自治体ぐるみで交流するようになった。
車力村が市町村合併で廃止され、つがる市となった現在でも、その交流は続いている。

バス市では、市内の川沿いに観光拠点となる公園「リバーウォーク」の整備を企画中であるとか。
公園に、高山稲荷神社にある鳥居を参考にした鳥居を一基設置する予定であるという。
私は見ていないのだが、そういう話題がテレビの放映で日本全国に流れたらしい。
テレビ放映で、津軽地方にある高山稲荷神社の鳥居(千本鳥居)が知られることとなり、その結果の賑わいなのだ。

高山稲荷神社は、小学校の遠足で訪れた場所。
古めかしい神社や「千本鳥居」を見学し、七里長浜を遠望する裏の海岸で弁当を食べたり遊んだり。
子どもの頃、家族旅行でも訪れた思い出がある。
高山稲荷神社は思い出の場所なので、今までに何度か足を運んでいる。

そんななかで、今日が一番の賑わいだった。


鳥居のトンネルをくぐって、ゆるい傾斜地を登って行く。

高台の頂に設けられた展望台(標高30mぐらい)から下を見下ろす。

ずらりと並んだ狐の石像。