七沢大橋→七沢右岸尾根→逆川岳山頂→横岳山頂→七沢左岸尾根→七沢大橋(横岳の七沢を周遊)
ジオグラフィカのトラック。 |
やっと仕事に区切りがついて山へ行けるようになった。
だが滝沢山地は雪解けが進んでいるのでスキーは無理。
そこで、これからは八甲田だと決めて、まずは手始めに逆川岳(標高1183.6m)経由で横岳(標高1339.6m)に登った。
国道394号線の「ななさわ大橋」の東側に小さな駐車スペースがある。
そこにクルマをとめて七沢右岸の広い尾根を逆川岳を目指して登った。
この沢は、地図には荒川と記されてあるが、七沢という銘板が橋についている。
地形図で見ると、沢の源流部は稜線に向かって扇状に広がっていて、多くの枝沢が本流に流れ込んでいる。
七沢という名にふさわしい形状の沢である。
逆川岳までは2時間、逆川岳から横岳山頂までは、のんびり歩いて50分かかった。
老齢で体力がない故、のんびりとしか歩けない。
逆川岳は初登頂である。
横岳山頂から北東に延びている稜線の端っこあたりが逆川岳のピークになっているが、特に突き出た場所ではない。
山頂標識も見当たらない。
地形図には、高層湿原に囲まれた森のようなところが、逆川岳の山頂と記されている。
逆川岳も横岳も無雪期の登山道が無いピークである。
なので、残雪期には多くの登山者が訪れる。
逆川岳から眺める北八甲田連峰の景色が素晴らしい。
逆川岳から横岳までは天空漫歩の稜線歩き。
北八甲田と南八甲田をパノラマ状に見渡すことができる。
やっと着いた横岳山頂はめずらしく無風状態。
ゆっくりランチができた。
去年の横岳山頂は、強風が吹き荒れていて、早々に退散したのだった。
帰りは七沢左岸の沢沿いを滑った。
こんなに七沢に沿って滑るのは初めてだ。
木の間隔が空いている個所が多くて快適だった。
七沢の扇の要部分にも立つことができた。
ここから沢の中の尾根を登るのも面白いかもしれない。
だがクマさんのお家がありそうで、怖い。
クマさんの平穏な暮らしを脅かしてもいけない。
雪質は上部はガリガリ。
ガチンガチンでもなくキンキンでもなかったから、なんとか滑れた。
下部もガリガリだったり、程よいザラメだったり。
脚が疲れていたのでテレマークターンをする気になれず、もっぱらアルペンターンと横滑りで急斜面をしのいだ。
滝沢の細い尾根も面白いが、八甲田の広大さもいい。
青森市近辺には、いろんな地形の遊べる山がたくさんあって、山登りをするのに体がいくつあっても足りない。
老齢だから体力も足りない。
今日も安全第一。
無事故で楽しい七沢周遊スキーだった。
雰囲気の良いブナの森の緩斜面を登る。雪はガリガリでトレースがつかない。 |
稜線の高層湿原に出る。逆川岳へは稜線上を左側へ進む。 |
逆川岳山頂から北八甲田連峰を眺める。 |
稜線の南西方向に横岳のピークが見える。 |
横岳の名所?稜線の雪庇崩れ。 |
横岳山頂からハイマツ越しに南沢岳を眺める。 |
櫛ヶ峰を眺める。 |
横岳山頂で景色を眺めながらランチ。 |
七沢沿いを滑る。 |
七沢の扇の要部分、広場になっている。標高は930mあたり。画面奥が山頂方向。 |
七沢越しに北八甲田連峰の頭を眺める。 |
標高780mあたりの七沢の様子。 |