自作テレマークスキービンディング・ウォークモードをもっとシンプルに使いやすく
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ラチェットベルトとヒモ |
4月12日の小岳スキーハイキングで、ウオークモードの無い「エンツォR」でのラチェットベルト式ウォークモード(私見です)を、もっと簡単に装着できるのではないだろうかと、道々思ったのだった。
ラチェットを締めた後、残りのベルトで靴とビンディングケーブルをグルグル巻きにするのは、なかなか面倒くさい。
ベルトを外すときも、少々手間取る。
シンプル・ラチェットベルト式
ラチェットを締めるだけでも、靴とビンディングは固定できるはず。なので長いベルトをカットして、グルグル巻きなしで装着したのが下の写真。
ヒールレバーは、写真のように放置状態である。
机上では、この状態で問題ないが、起伏の多い山の雪面をハイクアップするとなると、踵とヒールレバーが接触するのではないかという不安がある。
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シンプル・ラチェットベルト式。 |
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シンプル・ラチェットベルト式で、横に寝かせて、力を加えずに踵を上げた状態。 |
シンプル・ヒモ式
ヒモで、ヒールレバーとヒールチューブアッセンブリーを縛って固定し、下の写真のように、残りのヒモで靴の足首の辺りを縛って結ぶ。これだと装着はすこぶる楽だが、体験上ヒモ式は緩むので、あまり実用的ではない。
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シンプル・ヒモ式。 |
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シンプル・ヒモ式で、横に寝かせて、力を加えずに踵を上げた状態。 |
ラチェットベルト+ヒモ式
そこで、上記のふたつを組み合わせたのが下の写真。自作テレマークビンディングウォークモードは、愚考的ではあるが、愚考ながらも安全性(私見です)は、諸案の中では最も確保されていると思う。
装着も、ラチェットベルトグルグル巻きよりは、だいぶ楽である。
なので、次回の山行は、この式で行こうと思う。
これでも、アッセント機能付のテレマークビンディングとは、比較にならないほどしんどいことは目に見えている。
でも、滑走モードのまま歩くよりは断然楽。
そんなことよりも、アッセントモード付のビンディングを買えよ、という声もあるが。
アルペンじゃあるまいし、なんでテレマークにアッセント機能をつけなくちゃいけないんだ。
昔のテレマークスキーは、滑走モードもウォークモードもなかった。
ヒールフリー一本。
という年寄りの頑固さもある。
それと、もう一つ。
6年も付き合えば、しんどいながらも「エンツォR」に愛着も湧くわけなのだ。
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ラチェットベルト+ヒモ式。 |
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ラチェットベルト+ヒモ式で、横に寝かせて、力を加えずに踵を上げた状態。 |
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「エンツォR]を滑走モードのまま、横に寝かせて、力を加えずに踵を上げた状態。ヒールフリー感がまったく無い。 |