自作ウオークモードは「ラチェットベルト+コバ・リング」で決まりか?
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両面カシメを打って作ったベルト製コバ・リングとカシメの道具。 |
DIYによるウオークモード作りも、いよいよ佳境に差し掛かった感がある。
今回は、先日の北八甲田名無山スキーハイキングがヒントになって、コバ・リングを作ってみた。
コバ・リングの製作理由は、テレマークブーツの爪先部のコバ(平たい突起)をコバハウス(コバを確保する金具)に入れるとき、浅い位置で止めるためである。
コバがコバハウスに入りきらないほうが、踵の自由度が上がるからだ。
緩みが生じて、コバがコバハウスから外れそうになったら、ラチェットを締めれば良い。
斜面を登るときに、踵が無抵抗に近い状態で上がると、すばらしく楽である。
これで、アッセント機能付のテレマーク・ビンディングの快適さに近づけるのではと思っている。
ビンディングへのセットも、今までの試作品のなかでは一番手間取らない。
手間いらずで効果絶大なら良いのだが。
ただ、この仕掛けで、急斜面のトラバースがスムーズに行えるかどうかは、試してみないとわからない。
ラチェットベルトの力で、ガッチリ固定されているはずだから、靴がビンディングから外れることは無いと思うのだが。
今度の山行では、慎重に使い勝手を観察しながら歩かねばならない。
それもまた楽しみだ。
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ヒールレバーにベルトを巻き付け、結ぶ。 |
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テレマークブーツのコバにコバ・リングをセット。緑色のヒモで引張りながら、コバハウスにコバリングごとテレマークブーツのコバを入れる。 |
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セット完了。 |
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コバがコバハウスから半分ぐらい後方にはみ出るようにセットした。その方が、ヒールフリー。 |
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ヒールレバーにベルトを巻き付けた様子。 |
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ベルトのラチェット側。 |
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後ろ側。 |
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横に寝かせて、力を加えずに踵を上げた状態。 |
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「コバ・リング(左)+ラチェットベルト(右)」一式。 |