雑談散歩

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大金掘沢出合いから延びている東岳の南尾根を偵察山行

今日のトラック。尾根の取り付きまで、行きは沢の中、帰りは自動車道を歩いた。

6月7日の南東尾根偵察に続いて、今日は、「月光の滝コース」尾根の東隣に位置する南尾根を偵察した。
このルートの傾斜は、登山道のある「月光の滝コース」尾根よりは緩かった。

南尾根は、「月光の滝コース」尾根と、ほぼ平行に東岳の稜線に向かって延びている。 
稜線上に到着する地点の標高が、南尾根の方が低いので、その分傾斜も緩いのだろう。

出発は11時。
「月光の滝コース」登山道の下の小川目沢に下りて、沢の中を歩いて、南尾根の取り付きを目指した。

昼近くなので山の麓は暑くなっていたが、沢の中は涼しい。
ただ、石がゴロゴロして非常に歩きにくかった。

地形図を見ながら、尾根の取り付き場所の見当をつけて、岸に上がった。

南尾根は、ルート上にツツジやイヌツゲやクロモジなどの灌木類が混んでいる箇所が所々にあって、やや歩きにくい。

登り始めは無風で、蒸し暑い森の中を進んだ。
標高300m付近から涼風が吹いてくれて、いくらか快適になった。
標高300mを過ぎたあたりで、右手の木間から「青森のマチュピチュ」を覗き見ることが出来た。

南東尾根ルートでは「逆・青森のマチュピチュ」風景を眺めた。
ここは「横・青森のマチュピチュ」展望所である。

最近は「青森のマチュピチュ」が東岳の名所になっているから、ここも「名所を展望する名所」と言えるかもしれない。

登山者が多く訪れる登山道には、名所がつきものだ。
山頂風景とか高層湿原のお花畑とか山奥の名瀑とか。
登山者は、そういう名所を目指して山を登る。

しかし、登山道だけが、山を登るルートではない。
山には、登山者の能力に合わせて、様々なルートが存在する。
そのルート上に、隠れた名所を発見できたら楽しい。

ブログ管理人は、沢登りとか岩登りが出来ないので、「ルート探索型尾根歩き」を楽しんでいる。
歩いたルートの傍らにある秘かな名所、私的名所を見つけて喜んでいる変わり者である。

などと思いながら歩みを進めていると、腰掛けとして御誂えの平べったい岩があった。
この腰掛け岩が、このルートの第二の名所になるかも。

そうこうしているうちに368ピークに着いた。
地形図を見ると、368ピークから稜線までは、だんだん傾斜が緩くなっている。

これから楽に歩けるかもしれないところで時間切れになった。
この先、どんな名所が待っていることだろう。
それは、次回のお楽しみ。

今日は午後1時で帰路につくことと決めている。
昨日は山菜のミズ採りで滝沢の山を歩いたので、ちょっと疲れ気味だ。

登りは、最終到達地点の標高370mまで2時間かかった。
意外と手間取った。
下りは、小川目沢まで50分を要した。

沢に下りたら、対岸に一筋の踏み跡が目についた。
その踏み跡を使って、難なく自動車道路に出ることが出来た。
自動車道路をちょっと歩けば、月光の滝の駐車場である。

このあいだの南東尾根に比べると今日の南尾根は、コスパが悪い感じだが、山歩きの楽しみはコスパでは計れない。

登山道の無いルートにはいろいろな発見があって、今日も楽しいミニハイキングだった。

小川目沢のエメラルドグリーンの美しい淵。名所やねえ。

堰堤。ミスト効果で涼しかった。

取り付く尾根の目印になる大石。

最初は緩い傾斜の尾根。

スマホのカメラでは不鮮明だが、赤い輪のあたりに「横・青森のマチュピチュ」の断崖が見える。

腰掛け岩。

368ピーク。

下山中に前方の368の小ピークを眺める。

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