雑談散歩

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美脚美女の貧乏揺すりの原因

美脚
美女のジーンズ美脚。

昨夜行った居酒屋で、偶然カウンター席に隣り合わせた若い女性が、すばらしくスタイルの良い美人だった。
おまけにミニスカート。

黒色のワンピースのミニスカートなのである。
おじさんの目は、ついつい彼女の美脚に吸い寄せられる。

おじさんばかりでは無い。
後ろのテーブル席のオバさんグループも、若いお姉さんの美脚を吟味している様子だ。

その若い女性客は、同年代風の女性と二人連れだったが、私の隣の席に座ってしばらくしてから、美脚が貧乏揺すりを始めた。

すらりと伸びた美しい右脚の膝が、カクカクと上下動を繰り返している。
なるほど、オバさん連中はこれを横目で眺めていたのだ。

どんなに美人でも、女性の貧乏ゆすりはカッコ悪い。
貧乏揺すりは無意識で行っていることが多いので、この美脚の持ち主自身は、自分の右脚の動きに気付いていないのだろう。
連れとのおしゃべりに夢中である。

その口調が、せっかちなほど早口なのが特徴的だった。

ところで、貧乏揺すりをする原因はまだ完全には解明されていないらしい。
だから、この美脚美女が貧乏揺すりをするのは謎だ。

では、あまり奇麗でない婆さんが貧乏揺すりをするのは謎ではないのか。
まあ、それは神経痛から来てるんでしょうねぇ。

店の中は冷房が効き過ぎるぐらい効いている。
彼女の貧乏揺すりは、美脚の冷えを解消するための無意識の運動なのだろうか。
だとすれば、これは悪癖ではなくて自然の防衛行動なのかも知れない。

女性が、このぐらいのスタイルを維持するには大変な努力を要するのだろう。
彼女は、激しい貧乏揺すりで、無意識のうちにカロリーを消費しようとしているとも思える。
貧乏揺すりがダイエット効果につながっているのだ。

やがて彼女の脚の動きが、何かに苛立っているように一段と激しくなった。

こんな美人でも心にストレスを抱えているのか。
あるいは単に小便を我慢しているのか。

私の目は、彼女の美脚の、筋肉の収縮伸張の動きに釘付けになった。

すると彼女は、隣の私を睨みつけて、
「ちょっとおっさん!ジロジロ見るのやめてんか!気色悪いやんか!」

彼女の貧乏揺すりの原因は、私の視線だった。

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