家が取り壊された空き地にマルバハッカが群生している
現在は家屋がきれいに片づけられて跡形もない。
道路に面した場所は庭だったらしく、モクレンやドウダンツツジの植え込みが残っている。
その一角に、マルバハッカのヤブがある。
近づくと独特の香り。
ニホンハッカよりも爽やかな香りのように感じた。
かつての家主はハーブ好きだったのか。
あるいは夏場の虫よけに植えたのか。
空き地でマルバハッカが群生している。 |
ハッカ類の繁殖力はすさまじい。
なかでも、マルバハッカは相当頑丈で、背丈も高く育つようだ。
庭の一角はマルバハッカというミントで占められていて、他の草の姿は見られない。
ブロック塀と側溝の隙間や、側溝とアスファルトの道路との隙間にもミントが進出している。
周囲を見ると、一帯には、屋敷を抜け出して野生化したミントがちらほら。
あちこちで花を咲かせていた。
マルバハッカは地下茎を伸ばして繁殖する。
おまけに背が高い。
制空権も制土権も掌握しているから無敵だ。
マルバハッカの花は可憐といえば可憐だが、癒し効果はあまり感じられない。
どちらかというと、しわしわの丸い葉が癒し的。
マルバハッカはシソ科ハッカ属の植物。
シソ科はしっそ(質素)を連想させる。
そういえば、マルバハッカの立ち姿は、大柄だがどこか家庭的。
慎ましさが漂っている。
かつてこの空き地には、どんな家族が暮らしていたのだろう。
マルバハッカの香りは夏の香り。
夏の思い出。
家が取り壊された空き地にマルバハッカが群生している。
しわしわの葉陰に漂っているのは、夏の思い出の残り香か。
マルバハッカの花は可憐といえば可憐だが、癒し効果はあまり感じられない。
どちらかというと、しわしわの丸い葉が癒し的。
マルバハッカはシソ科ハッカ属の植物。
シソ科はしっそ(質素)を連想させる。
そういえば、マルバハッカの立ち姿は、大柄だがどこか家庭的。
慎ましさが漂っている。
かつてこの空き地には、どんな家族が暮らしていたのだろう。
マルバハッカの香りは夏の香り。
夏の思い出。
家が取り壊された空き地にマルバハッカが群生している。
しわしわの葉陰に漂っているのは、夏の思い出の残り香か。