2016/01/26

クライミングスキン・ゲッコフリーライドの、外れやすいテール部分を補強(試作)

今まではヒモで結んで使っていたゲッコフリーライド。
2012年2月から、テレマークスキーのスキーシール(クライミングスキン)はゲッコフリーライドを使っている。
それまではポモカのシールを使っていたのだが、ポモカもいいがゲッコ(Gecko)の方が断然使い勝手がいい。

その理由は下記の通り。
  1. チートシートが不要なので、滑走時にシールを収納するのに手間いらず。
  2. 低温でも吸着力が優れていて、貼り直しも容易。
  3. 登高力もまあまあ。
  4. グルー仕様ではないので、スキー板の滑走面に糊が残ることがない。
ナイロンテープとバックル、2組。
ただ、私が購入した当時のゲッコフリーライドの難点は、テールクリップの仕掛けが弱いこと。
そのために、シールのテール部分がめくれやすく、めくれたところに粉雪がくっついて、後部から徐々にシールが剥がれてくることがあった。
この難点は、多くの使用者が指摘している。
これは今から4年前に買ったシールなので、その後はテール部分が改善されているかも知れないのだが。

私は、その難点をカバーしようと、このページ最上部の写真のように、シールにハトメをつけ、その穴に細いヒモを通して、テール部をスキー板にヒモで縛って使用していた。
この方法は、春スキーの頃ならいいが、厳冬期ではヒモの結び目が凍りついて、なかなかほどけない。

鋲打ち道具。
そこで、遅まきながら今回、改良を試みた。

アウトドアショップで、ナイロンテープ(ベルト)とバックル2組を購入。
幅15ミリのナイロンテープが1メートルで税込154円。
このテープに合うバックルSR15が2組で税込128円。
合計282円。
それと、上の写真のような、鋲打ちのための道具も必要である。
写真の道具は、私が仕事で使っているもの。

道具写真の上にあるものは、打撃部分がゴム製のハンマー。
下側左から、黒い板が硬質のゴム板、ハトメ抜き、打ち棒、鋲(カシメのフタと足)、打ち台。

ポンチ(ハトメ抜き)で穴をあける。
まずナイロンテープを30センチ程度の長さに切り、テープ両側をライターで溶かして繊維のほつれを防ぐ。
そのテープを、上の写真のようにシールのテール部分の適当な位置にあて、ハトメ抜きで穴をあける。
穴あけは貫通させるので、下に刃先を受ける黒いゴム板をあてる。

鋲(カシメ)を挿し込み、セットする。
上の写真のように、ハトメ抜きであけた穴にカシメの足を裏側から通す。
シールとナイロンテープを貫通して出てきた足の軸にカシメのフタをし、カチッとはめ込む。
カシメの足は、軸の長さが6ミリ程度のものが必要。
シール裏に、カシメの頭に合う打ち台の凹みをセットする。

打ち台を敷き、打ち棒を当てる。
打ち棒の丸い凹みを、カシメのフタにピッタリとあてる。

打ち棒の頭をゴムハンマーで打ち、鋲の接合部分を固くとめる。
打ち棒を垂直に立て、その頭をゴムハンマーで強く打つ。
2回打つと確実である。
鋲が強く固定され、シールとナイロンテープが一体となる。

スキン面の仕上がり具合。
上の写真のように、カシメを3カ所打ち込んだ。

接着面の仕上がり。

バックルをセット。
ナイロンテープの両端にバックルをセットし、ナイロンテープからバックルが外れないようにカシメを打ち込む。
最後に、このナイロンテープがスキーのエッジで切れないように、テール部分のエッジをヤスリをかけて角を落とす。
こうして、シールをスキーにセットした時の、テール部分の様子が下の写真。

ここで、ひとつ。
ナイロンテープをシール滑走面に通しで貼りつけたので、シール登高時に雪がナイロンテープに引っかかって足の動きを妨げるかもしれないと気がついたが、もう後の祭り。

ナイロンテープをテールギリギリにつけるべきだったかもしれない。
あるいは、バックルの受けと挿し込み部分それぞれに、個別にナイロンテープをシールに固定し、通しでつけないようにすべきだったかもしれない。
などと反省したが、その影響は雪山でないと確認できない。

今度(31日)の岩木山山行で、それを試してみなければなるまい。
尚、今回のゲッコフリーライドのテール部分補強改良は、あくまでも私の試作であってメーカーが推奨しているものではない。

テレマークスキーにセットしたところ。

滑走面の状態。

興味のある方は、このブログ内のテレマークスキー記事まとめページへどうぞ

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