2016/04/17

曇天だが明るかった北八甲田「雛岳(ひなだけ)」をスキーハイキング

ブナの森。
お天気は昼前から雨という予報。
外れることを願って雛岳(標高1240メートル)へ。
曇り空のなか、青森市内から北八甲田の各山頂が見えていた。
曇ってはいるが山は明るい。
天気は、午前中はもつだろうと期待。


萱野高原手前の岩木山展望所からは、岩木山の山頂もきれいに見えている。
7時50分に、登山口と予定していた箒場の「除雪ステーション(標高600メートル)」に到着。
平坦なブナの森をゆっくりと進む。
上空を見上げると、うす雲を通して太陽が弱い光を放っている。
予想していたよりも、明るくてよい天気。
曇り空ながら空が明るいと天候に対する不安が薄れる。
風もそんなに強くない。

行程図
本日の行程図(赤色点線:登り、水色線:滑降。行程線はブログ管理人の書き込み)。出典:国土地理院ホームページ。

おだやかなブナの森は、強風にあおられると落枝が発生する危険地帯に変わる。
今日は強風注意報も出ていたのだが、風の音は聞こえない。
「除雪ステーション」のログハウスの裏で、コンパスを245度に合わせた。
この方角にある尾根は、登るのも滑るのも初めて。

平坦だったブナの森が徐々に斜度をあげる。
雪は、黒っぽいザラメ雪と、斜面にまだらに残っている白い新雪。
尾根は、標高900メートルあたりから急傾斜に。
でも、田代高原の「茶屋」裏の北東尾根に比べたら、まだ緩いほうだろう。
標高1000メートルまで登っても、アオモリトドマツの姿はない。
1100メートルぐらいまでブナの純林が続いている。
その上は、ダケカンバの疎林と白い大斜面。
ここは八甲田山でアオモリトドマツの森が無い唯一の場所かもしれない。
そこがこのエリアの見どころ。

高度を上げると東南方向に十和田三山が見えた。
ゆっくり登って、11時頃に標高1150メートル地点に到着。
ブナの森が途切れて、白い斜面が広がっている。
天上のスキー散歩という感じで、開放的で気分が良い。

頂上は間近だが天候が気になる。
登り始めたころよりも、空が暗くなって風も出てきた。
やはり、予報通り昼前から雨か。

ダケカンバの木陰で、行動食を摂りながらゆっくり休憩。
風は山の麓よりも強いが、寒くはなかった。
雨が落ちる前にスキー滑降を楽しみたかったので、ここでスキーシールを外す。

まずは大斜面で快適なターンを決める。
雪はやや湿り気を含んだザラメ雪だが、もたついてはいない。
白い新雪部分も「板つかみ」になっていない。

大斜面からブナの森へ突入。
まだ落枝が少ないので、心地よいツリーランが楽しめた。
去年の雛岳の春スキーは落枝が散乱していて快適ではなかった。

急斜面を過ぎたあたりで雨が落ち始める。
山頂に行かずに下りを決めたのは良い判断だった。
おかげで土砂降りにあわずに済んだ。

雨はだんだんひどくなって、クルマに乗って帰る頃には本降り。
自動車道路から眺めると、雛岳や赤倉岳の山頂に雲がかかり始めている。

今季の冬は降雪が少なかったので、残雪も相当減っているだろうと思っていたが、それほどでもなかった。
この分だと、5月の連休もそれなりに春スキーが楽しめるだけの雪が残っていそうである。
だが、南からの温風が吹き続けば、その夢も消える・・・・・。

今日は、低気圧がはりだしていたにもかかわらず、明るい曇り空の下で雛岳のスキーハイキングを楽しむことができた。
九州地方、熊本県や大分県では巨大地震の被害が続いている。
大事な生命も瞬時に奪われている。

被災地の苦労を思い浮かべつつ、一心に山を登った。
無事な人は、できることをする。
こういう大災害が発生すると、楽しみを自粛する方もいらっしゃるが。
私は、一瞬一瞬をそれなりに精一杯生きればいいのだと思う。
そうすることが、それぞれ、自身の生命を未来につないでいく方法である。

南八甲田連峰の赤倉岳(中央)と乗鞍岳(右端)。

標高1150メートル付近、適度な斜度の東南斜面。
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