2016/07/22

「野生の証明」ヘラオオバコは踏みつけに弱い

ヘラオオバコ
青森市の新中央埠頭では、ヘラオオバコの花盛り。
ヘラオオバコは、江戸時代末期に日本に侵入し、日本全土に分布を広げたとされている。
この野草には、日本在来種のオオバコのような「踏みつけ耐性」が無いという。
はたして、本当だろうか。
都市公園の緑地で、ヘラオオバコは群生してすくすくと育っているようなのだが。

しかし、新中央埠頭の空地を散歩すれば一目瞭然。
青森市の都市公園のヘラオオバコとは、比べ物にならないくらいボリュウムがある。
まるで違う種のヘラオオバコではないかと思ってしまう。
「オオヘラオオバコ」とかね、と冗談。
冗談をかました後、もしやと思って調べてみると、国立環境研究所の「侵入生物データベース」のサイトに、「大型のものをオオヘラオオバコとして区別することがある。」という記載があった。

新中央埠頭の大きいヘラオオバコが、「オオヘラオオバコ」であるかどうかは不明である。
青森市の都市公園に普通に生えているヘラオオバコと、葉や花茎や花穂に関して特別な相違点は見られないので、新中央埠頭のヘラオオバコは、普通のヘラオオバコであると私は思っている。

ヘラオオバコの株が点在している新中央埠頭空地。
新中央埠頭で人の出入りが多いのは、メタセコイアが植えられている埠頭北端の緑地
埠頭の東側に位置する、この広大な空き地には、足を踏み入れる物好きは少ない。
よって、青森市の都市公園よりも、草の踏みつけは圧倒的に少ないとみて良いと思う。
これが、新中央埠頭のヘラオオバコが大きく育っている理由である。
逆に言えば、それだけヘラオオバコは「踏みつけ」に弱い。

株自体が大きい。
埠頭のヘラオオバコと都市公園のヘラオオバコの目立った違いは、一株における花茎の本数と根生葉(ロゼット)の枚数。
これは、下の都市公園のヘラオオバコの写真の通り、「埠頭>都市公園」となっている。
新中央埠頭のヘラオオバコは、花茎の本数が多く、根生葉の枚数が多い。
したがって、都市公園のものよりも、一株のボリュウムが大きい。
これが、本来のヘラオオバコの姿なのだろう。
ヘラオオバコは、人の出入りの多い場所では踏みつけられて貧弱な姿になる。
もしくは、滅びてしまう。
これがヘラオオバコの「野生の証明」。

人の出入りが多い都市公園のヘラオオバコ。

公園のヘラオオバコ。花茎の本数が少なく、全体に貧弱。

葉が生い茂っているヘラオオバコの基部。新中央埠頭。

ヘラオオバコの花穂。新中央埠頭。

ボリューム満点、新中央埠頭。

花茎の本数が多く根生葉の枚数も多い。新中央埠頭。

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