2017/07/19

葉が密集している木のイラストを描く方法

ケヤキのイラスト
前回の木のイラストは、だいぶ大雑把なものだった。
イラストを短時間で仕上げると、どうしても大雑把になりがちである。
簡略なイラストでも、気合が入っていて説得力があれば、それはそれで見応えのあるものなのだが。
今回の木のイラストは、だいぶ手が込んでいるように見える。
でも、作業時間は前回とあまり変わらない。

そして、手が込んで見えるから良いというものではない。
自分が描いて言うのもなんだが、私の場合、細かく描けば描くほどダサくなる。
今回は、最悪ダサの一歩手前でキリをつけたという感じ。
いくら「CorelDRAW」のツールが優れていても、センスまでは補ってくれない。

木の幹と枝を描く

「長方形ツール」で幹と枝の原型を描く。
今回は一応、ケヤキのイラストのつもりである。
描き上がったものは、はたしてケヤキに見えるだろうか。

それはともかく。
ツールボックスの「長方形ツール」で、幹や枝の原型となる長方形を描く。
ケヤキの樹皮の一番濃い色(影になっている色)で、長方形を塗りつぶす。

「塗り付けツール」で枝を曲げる。
ツールボックスの「塗り付けツール」をクリックして、上図のように枝になる長方形を曲げる。
幹の方は、まっすぐなまま、ちょっと先細りにした。
なにせケヤキなので、幹はまっすぐなままである。

「ウェルド」で幹と枝を合体

それぞれの枝と幹を合体して裸木に。
枝を複製したり回転させたり縮小したりで、幹に組み合わせる作業を続ける。
ここで、いろいろとバランスをとる必要がある。
つまり、センスが要求される。
まあ、こんなものかな。
全体を選択し、プロパティバーの「ウェルド」で合体。

「等高線ツール」で立体感を出す

「等高線ツール」。
ツールボックスで「等高線ツール」を選んで、上図のように木の幹をクリックして内側にドラッグする。

プロパティバーを操作。
「等高線ツール」のプロパティバーで、上図のように「ステップ数」や「等高線の間隔」、「塗りつぶしの色(内側)」を、オブジェクト(木)を確認しながら設定する。

「等高線」効果のかかった木。
木に「等高線」効果をかけたことによって、立体感が出てきたように思う。

樹皮の斑模様

ケヤキの樹皮の斑模様。
ケヤキの樹皮は灰色で、皮が剥がれたりして斑模様ができる。
「楕円形ツール」で楕円形を描き、それを「塗り付けツール」などで適度に変形させ、上図のようにツートンカラーの斑模様をいくつか作る。

斑模様を幹につける。
木の幹付近に斑模様を配置して、斑模様の「透明度」を「50」に設定。
斑模様が木肌に馴染むようにした。

ケヤキの葉を描く

「楕円形ツール」。
「楕円形ツール」で縦長の楕円形を描く。
これが、卵型のケヤキの葉の元になる。
ケヤキの葉には、細かい鋸歯(葉の縁のギザギザ)があるのが、それは省略。

「尖化ノード」をクリックする。
縦長楕円形の頂点の「ノード」を「整形ツール」で選択して、プロパティバーの「尖化ノード」ボタンをクリックする。
コントロールハンドルを上図のように「ノード」の方へ引っ込めて、楕円形の頂点を鋭角にする。

葉の色で塗りつぶす。
「オブジェクトのプロパティ」ドッキングウィンドウで、葉を塗りつぶす。
一枚の葉を明るい色で塗りつぶし、複製した一枚を影になった葉の色で塗りつぶす。

二枚の葉を横に並べる。
明るい色の葉をもう一枚複製して、ちょっと色を変えて上図のように横に並べる。
色を変えたのは、一枚一枚の葉に色の変化をもたせるため。
色に変化があると、葉の重なりに奥行き感が出てくる。

フリーハンドパスに沿ってブレンドする

ブレンドをかける。
ツールボックスの「ブレンド ツール」をクリック。
左側の葉を選択し、Alt キーを押しながらドラッグして、上図のように右側の葉まで山なりの曲線を描く。
フリーハンドパスに沿ってオブジェクトを山なりにブレンドしたのは、葉が自然に生い茂っている様子を表現するためである。
それにしても、こんなブレンドができるのだから「CorelDRAW」は面白い。

ブレンドの「段数」を調整する。
「ブレンドツール」のプロパティバーで、上図のようにブレンドの「段数」を調整する。
ブレンドしたオブジェクトを選択状態のまま、「オブジェクト」>「パスに沿ってブレンドグループの分割」をクリック。
ブレンドしたときに生じた曲線の「パス」は消去しておく。
ブレンドした葉を「選択ツール」で選択し、「グループ化」しておく。

影の色の葉にも同様の処置をする。

ボリュームのある葉のグループをつくる

オブジェクトのグループ同士をブレンドする。
「明るい色の葉のグループ」と「影の色の葉のグループ」をブレンドする。
「ブレンドツール」で「明るい色の葉のグループ」をクリックし、上図のように、「影の色の葉のグループ」までドラッグする。

ブレンドを調整。
「ブレンドツール」のプロパティバーで、上図のようにブレンドの「段数」を調整する。
これぐらいがちょうど良い塩梅。
ブレンドにブレンドを重ねると、段々と面白いものが出来上がる。
これは、ある程度は予想できても、偶然によるところが大きい。
それが「CorelDRAW」の「ブレンドツール」の楽しさである。
その偶然がだんだん少なくなり、思い描いたイメージ通りのものができるようになると、「CorelDRAW」の腕が上達したということになるのだろう。

さて、この葉の集合体を「グループ化」して、「葉の茂みのオブジェクト」とする。

ケヤキの枝に葉をつける。
「葉の茂みのオブジェクト」をケヤキの枝に配置していく。
コピーしたり、回転させたり、幹や枝の背面に送ったり、いろいろしながらケヤキのボリュームを出していく。
枝ぶりを見ながら適当なところでキリをつけてイラスト完成。

これが私の「葉が密集している木のイラスト」を描く方法である。
このイラストがケヤキに見えるかどうか・・・・。
ううむ、まだまだ勉強不足ですね。

ケヤキのイラスト
葉が密集している木のイラスト。

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