ミズとムチンについての「公共メディア じゃんぬ」からの指摘
| 【沢筋の斜面に広がるミズ(ウワバミソウ)の群生。】 |
一昨日、当ブログ「雑談散歩」の記事内容に誤りがあると指摘する、「公共メディア じゃんぬ」の池田という方からのメールが、ブログ管理人のメールアドレス宛に届いた。
当該記事は2011年8月2日付でアップした「山菜 ミズ(ウワバミソウ)」である。
この記事の、ミズを食べた際の効能を記した箇所の、以下の文言に誤りがあるという。
「ムチン(ヌメリの成分)を含み、胃腸を守り肝機能を強化するようである。」指摘の「理由」は【「動物の粘質物(英: mucin ムチン)」は「糖たんぱく質」。一方、「植物の粘質物(英: mucilage ミューシレージ)」は「多糖」。】とのこと。調べてみると、確かにその説明が妥当であることが分かった。
ミズ、ナメコ、オクラなどの「ヌメリ」の正体は「ムチン」ではないとされている。
現在では、植物食品のヌメリ(ネバネバ)成分は、粘質物・多糖類・ミューシレージなどという「用語」が使われている。
「現在では」と書いたのには、理由がある。
【明治時代(1884年)に「山芋のぬめりはムチンである」という誤った研究報告がなされ、それが100年以上もの間、教科書や料理本、健康番組などで修正されずに引用され続けてしまったことが原因(公益社団法人 日本生物工学会 会誌 第97巻 第1号 解説)】という過去があったからである。
そうした「社会的誤認識」が手伝ってか、当ブログ管理人も「植物食品のヌメリ=ムチン」と思い込み、当該記事を書いてしまった。
ただ「胃腸を守り肝機能を強化するようである。」という記載については、その文章の後に「ネット上の山菜ショップ運営者の意見であり、専門機関の発表ではない」旨の但し書きを添えてはいた。
とはいえ、誤解を招きやすい記事であることに違いはなく、速やかに訂正した。
訂正が終わってから、ふと疑問が湧いた。
「公共メディア じゃんぬ」の池田という方は、どういう方法で、当ブログ「雑談散歩」のミズの記事を発見したのだろうか。
そこでサイトを開いてみた。
「公共メディア じゃんぬ」のホームページは、まるで1990年代のWeb黎明期を思わせるような外見をしている。
ブログ管理人の知る限りでは、HTMLを中心に構成された、シンプルなサイトのように見えた。
CSSを使った今風のサイトを見慣れている者にとっては、ちょっと読みにくい。
ホームページには、「誤情報の存在確認」の方法は記されていなかった。
「雑談散歩」のような弱小サイトを探すことは、砂漠の中から一本の針を探すようなものではないだろうか。
「1990年代のWeb黎明期を思わせるようなホームページ」を運営しながら、その一方ではAI時代の高度なウェブ検索を駆使しているのではないかと思われた。
一見するとアンバランスにも思える、その落差が興味深かった。