2020/07/23

名前のイメージと違って可憐な花、ママコノシリヌグイ

ママコノシリヌグイ
ママコノシリヌグイ。


青森市滝沢地区の高地場山(標高:459m)の登山口へ行く途中で見つけた野草。
ミゾソバによく似ている。
でもミゾソバにしては、花の咲くのが早い。
ミゾソバの花期は、青森では夏の終り頃から秋の初めである。

足を止めて、写真を撮りながらよく見ると、ミゾソバとの違いがいろいろ見えてきた。
この野草の葉っぱは、三角形で尖っている。
ミゾソバの葉っぱに形が似ているが、ミゾソバの葉はこうも鋭く尖っていない。

この野草の茎は、ミゾソバと違って蔓性である。
なので、ミゾソバよりも茎が細い。
ミゾソバは直立ぎみに立つ植物である。

ミゾソバの花は金平糖のような形だが、この花は金平糖のようにまとまっていない。

茎の棘が、ちょっと痛そうな感じである。
指で触ってみたら、トゲトゲして痛い。
ミゾソバの茎にも棘があって触れると痛いが、こうも強くはない。

これはひょっとして、噂に聞いたことのある「ママコノシリヌグイ」ではなかろうかと、帰宅してから調べたら、アタリだった。

ママコノシリヌグイは、ミゾソバ同様「タデ科」の植物。
「トゲソバ」という別名があるとのこと。

名前の由来は、この棘だらけの茎や葉で憎い継子の尻を拭いてやろうというサディステックな願望から「ママコノシリヌグイ」と名付けられたとか。
継子を虐める道具にしようというアイデアである。

ところで「尻拭い」にはもう一つの意味がある。
それは、「他人の不始末や失敗などの後始末をすること」
継子はどんな失敗をしたのだろう。
継親は、それをどうカバーしたのだろう。
「オトギリソウ(弟切草)」もそうだが、草の名前にはドラマが潜んでいる。
なんてね。

ママコノシリヌグイは、茎の棘を他の植物に引っ掛けて成長していく草であるという。
継子の尻を傷つけるための棘ではありません。

トゲトゲしたイメージと違って、ママコノシリヌグイは可憐に咲いている。
花を見るか、茎の棘に注目するかで、草を見る人の思いが違ってくるのだろう。


ママコノシリヌグイの花
可憐な花。

ママコノシリヌグイの棘のある茎
茎には痛そうな棘がある。

ママコノシリヌグイの三角形の葉
三角形の葉っぱ。

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