2021/10/31

奥州街道・天間舘一里塚の巨大なケヤキ

天間舘一里塚の巨大なケヤキ。茶褐色に紅葉している。

先週の日曜日に引き続き、上北郡の七戸町界隈を散歩している。
今日は、奥州街道・天間舘一里塚の巨大なケヤキを見に行った。
所在地である「青森県上北郡七戸町森ノ上」の住所を頼りに地図をにらみながら探していたら、遠くに背が高くて、よく目立つ木の姿が見えたのですぐにわかった。
近づくにしたがって、その存在感と迫力に圧倒された。


たいていこんな巨大な木には、注連縄を巻いたり、小さな祠を側に建てたりしているものだが、このケヤキはただ毅然として立っているだけである。
まるで屹立する大魔神のように。

あたりには、まばらに住宅があるが、そびえている巨木に見下ろされながら暮らすのはどんな気分か、私には想像もつかない。
私なら、恐る恐る注連縄を巻いて、一心に拝んで安堵することだろう。

環境庁の「日本の巨樹・巨木林データベース」サイトによると、この巨大ケヤキの名称は「天間のツキノキ」とのこと。
ツキノキ(槻木)とはケヤキ(欅)の別名である。
2000年5月18日の時点では、幹周りは1080センチメートルであるという。

健全度は、一部枯損となっている。
欠損については、大枝欠損、空洞ありとなっている。
大枝欠損は目視できたが、目立った空洞は見当たらなかった。

私の目には、まったく健全で、樹勢は良好そうに見える。
推定樹齢は、300年以上とのこと。

環境庁で出している「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」という冊子には、樹高が25mと記されているとのこと(出典:「人里の巨木たち」サイト)。

このケヤキの巨木は、奥州街道の出発点である江戸日本橋から数えて第175番目にあたる天間舘一里塚の盛土の上に立っている。
第176番目は、以前に見物した「蒼前平の一里塚」である。


一里塚の説明看板。

参考までに、上の写真にある説明看板(七戸町教育委員会制作)の内容を、以下に要約した。

  • この天間舘一里塚は、青森県史跡に指定されている。
  • 一里塚の盛土の高さは2m、底面の直径は約12m。
  • 天間舘一里塚は、1649年(慶安2年)~1652年(承応元年)頃に造られたもの。
  • ケヤキの大木の樹齢は360年を越えていて、昭和43年に「青森県環境指標植物」に指定されている。

塚の斜面でちょっと根上がり。

こちらも根上がりぎみ。

巨大な根。どこまでが幹で、どこから根なのか。いずれにしても、ガッシリと地にくい込んでいる。

圧倒的な存在感。

根元から上を見上げる。

樹皮は貫禄に満ちている。

樹皮がささくれ状に剥がれているのは、高樹齢ゆえか。樹皮の様子は、私には、生命力に満ちているように感じられる。