2022年 8月のアーカイブ

泉鏡花の「雪霊記事」と「雪霊続記」の読後雑記

「日本・怪談集」河出文庫 河出文庫の「奇妙な場所 怪談集(種村季弘編)」に、泉鏡花の「雪霊続記」という短篇が収められていたので読んでみた。 雪霊続記 短篇小説「雪霊続記」は、 「機会がおのづから来ました」 という書き出しで始まる。 その「機会」とは、主人公の男性が、お米(よね)さ...

「苦しくも降り来る雨か神が崎狭野のわたりに家もあらくに」と、藤原定家の本歌取りについて

雨 苦しくも降り来る雨か神が崎狭野のわたりに家もあらくに くるしくも ふりくるあめか みわがさき さぬのわたりに いへもあらくに 万葉集第三巻・二百六十五番歌。 長忌寸奥麻呂(ながのいみきおきまろ)の歌。 他に、以下の表記の作者名もある。 「長奥麻呂(ながのおきまろ)」 「長意...

玉藻かる敏馬を過ぎて夏草の野島の崎に船ちかづきぬ

ブログ管理人が想定した「野島の崎」は、現在、江崎灯台があるあたり。 岩波新書の斎藤茂吉著「万葉秀歌」を、就眠前に、ちょくちょく拾い読みしている。 斎藤茂吉先生も、この書物の拾い読みを薦めていらっしゃる。 「行き当たりばったりという工合に頁(ページ)を繰って出た歌だけを読まれても好...

飛んで目に入る夏の飛蚊症

「飛蚊症」のイメージイラスト。 今年の夏は、青森市内では暑い日があまり続いていない。 そのせいか、蚊を見かけることが少なかった。 家の中で、蚊の姿を見ることは、ほとんどなかった。 それが今朝、一匹の蚊が目の前を音もなく横切った。 激しい雨の音で、蚊の飛ぶ音がかき消されてしまったの...

成敗と銃・「安倍元首相銃撃事件」で思ったこと

先月の8日に奈良市内で起きた「安倍元首相銃撃事件」から、もう一ヶ月が過ぎようとしている。 この頃のマスコミ報道は、本年9月に予定されている安倍元首相の国葬のことや、自民党議員と「旧統一教会」との結びつきのことがほとんどだ。 それはそれで、問題なのだろうが、私がもっとも気になってい...

広告

広告