雑談散歩

    山スキーやハイキング、読書や江戸俳諧、山野草や散歩、その他雑多なことなど。

滝沢山地・高地場山のヒバ林をゆるゆるスキー滑降

ジオグラフィカのトラック。

青森市の東方に位置する滝沢山地の高地場山へスキーハイキング。
有雪期の高地場山山行は、2017年3月19日以来である。

このときも、高地場山経由で681.3峰へスキーハイキングしたときも、高地場山山腹の青森ヒバ林の存在は知らなかった。
ヒバ林は、2018年9月29日に高地場山へヤブ漕ぎハイキングした際に見つけた。

いつかこの天然(?)ヒバ林のなかをスキー滑降したいものだと思っていたのが、今日やっと実現した。

天気は晴れ。
気温は高めだったが、風があったので快適だった。

雪は、低山特有の水分の多いドフドフ雪。
急斜面の登りでストックに力を入れると、どこまでも刺さっていく。
硬い底雪にぶつからない。

八甲田のように締まった雪層では無いようである。
沢筋の急斜面では全層雪崩の危険あり、と感じた。

ラッセルは深いところで10センチ程度。
快適な登りを楽しんだ。

標高350mあたりで、幅の広いラッセル跡が山頂方向に向かって続いているのを見つけた。
一瞬ヒヤッとした。
2020年12月27日に下折紙沢林道でクマを目撃し、クマのラッセル跡を見たからである。
今日のラッセル跡には、ストックを突いた跡がある。
ラッセルの底にクマの爪痕は無し。
好きな人がいるのだね。

高地場山山頂までは、のんびり歩いて2時間かかった。
スノーシューのトレースは、山頂から西方向に伸びている尾根へ向かって下っている。

小休止してから滑降開始。
木の混んだ急斜面は、斜滑降とキックターンで安全第一滑り。
その他は、ボーゲンとアルペンターンで下った。
本日の滑降中、テレマークターンは一度もしなかった。
「エンツォR」テレマークビンディングのおかげで、「悪雪」でも、それなりに快適なアルペンターンができるようになった。

標高385m地点まで下りて、そこから清浄なヒバ林の林間に滑り込んだ。
津軽の八甲田山とは別な「津軽空間」にしびれた。

どんどん下ると急斜面になるが、今回は緩斜面を滑って南側へトラバース。
谷の手前を尾根まで登り返して、尾根を滑った。

GPSアプリのジオグラフィカを頼りに、あちこちの斜面を下見がてら滑って無事ゴールした次第。

今日はショートコースだったが楽しかった。
高地場山の地形の仔細がわかると、もっと楽しいことだろう。

今日の〆の温泉は、青森市茶屋町にある「多喜の湯温泉」。
アルカリ性単純泉だが、ポカポカ温まるイイ湯っこだ。


平沢林道から南側を振り返る。

杉林のなかを進む。

カール状の谷に陽が射して。

またもや、クマのラッセル跡と思いきや、スノーシューのトレースだった。

尾根には、平坦なところもある。

高地場山山頂。標高459m。

山頂より北東方向に見える647峰方面を眺める。

青森ヒバの天然林。おそらく・・・・

ブナの尾根からヒバ林の緩斜面に滑り込む。

人工林のように端正な青森ヒバの木。ほとんどまっすぐ。
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