雑談散歩

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山へ登ればパウダー天国、鳥海山(岩木山)の南斜面がすばらしい

今日は岩木山百沢スキー場で、テレマークスキークライミングパーテー(略称テレクラ)のスキー会。
去年に引き続いて2回目の「催し」である。

スキー場で滑る者あり、山へ登る者あり、温泉へつかる者ありで、昼の集合時間までの過ごし方はめいめい様々。
ちょっとスキー場で滑って、そのあと温泉でのんびりする者も少なく無く、テレクラ創立メンバーの高齢化が進んでいる。

私は若手メンバーにお供して、百沢スキー場第2リフト終点(標高735メートル)からハイクアップ。
若手がラッセルしてくれたおかげで、終始ヤブ漕ぎなしの圧雪面(トレース)を登ることができた。

登り始めは曇り空だったが、徐々に晴れたり曇ったりという天候。
陽が射し込んでも、山頂部は雲におおわれたままだった。
岩木山特有の広大な景色を久しぶりに見ることが出来たが、残念なことにカメラを忘れた。
せっかくの岩木山スキーハイキングの記事に、岩木山の写真が無いのは寂しい。

コースは、百沢スキー場ゲレンデ延長の尾根を登る。
この尾根は、山麓で蔵助川(くらすけがわ)となる大沢の、左岸の尾根。
スキー場上部の灌木地帯からブナ林の中へ。
ブナ林の中間あたりから急傾斜になる。

ブナ林を抜けて尾根が細くなったあたり、標高1067メートルぐらいにある大沢の滝の上部を渡り、焼止ヒュッテのある尾根に移る。
さらに大沢右岸のダケカンバ林を登り、林が切れかかったところから鳥海山の無立木の大斜面を斜登高する。

登りの途中、ブナ林が切れて細尾根になったあたりで、後続のテレクラ三人衆が追い付いてきた。
彼らは、大沢の滝からトラバースして焼止ヒュッテの西側斜面に出ている。
その彼らが、上の斜面にいる私達にオイデオイデしている。

若手メンバーのリーダーが、スタート地点を決め、スキーのシールを外し滑降準備。
私のスキーシールであるゲッコフリーライドのテール部分の補強効果は良好だった。
滑降スタート地点は、標高1100ぐらいの無立木斜面。
広大な白い世界。
今は雲に隠れて見えないが、この斜面の上部に鳥海山の山頂と山頂直下の急斜面、それに続く大斜面がある。
すばらしいパウダー世界だが、同時に雪崩の危険をはらんでいる世界でもある。
天国と地獄。
私達が立っているのはその境目あたりだろうか。

下でお待ちかねのテレクラ三人衆目指して、いよいよ滑降開始。
Great snow splash !
雪はやや軽めのパウダー。
程よい傾斜の斜面を、それぞれがすばらしい雪しぶきを上げながら滑った。
至福のひととき。

八甲田もいいが、岩木山もいい。
これが青森の山スキーヤーの、日常からそんなに遠くない世界なのだ。
シーズン中、私達は、こんな世界へ行ったり来たり。

快楽的雪景色。
快楽的滑降。
快楽的山人生。

ブナ林のツリーランも面白い。
里が近くなると杉林が現われる。
そしてスキー場下の広場に無事到着。

みなさんお世話になりました。
良い日をありがとう。

温泉は、岩木山神社横の「山陽旅館」。
テレクラメンバー12人で中広間を借り切って、入浴料込みでひとり600円の安さ。
ギリッとしたお湯で、疲れがとれて温まる泉質だった。
この温泉も、鳥海山のパウダーも岩木山の恵み。
今から20年ぐらい前、百沢スキー場でこのメンバーと知り合えたのも、岩木山から授かった恩恵である。

子どものころから見慣れた岩木山だったが、人生後半にこんな楽しみが待っていようとは、子どもの頃には予想もできなかった。
子どもだった頃の日常からは遠く離れた世界だが、いつのまにか離れられない世界となった。

まったく、鳥海山南斜面のパウダー天国はすばらしい。


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