2017/07/31

CorelDRAW X8で「夏を涼しく」というロゴが簡単に作れた。

前回の続編です。
看板のタイトルをロゴっぽくしました。
あくまでも、「っぽく」ですが、「CorelDRAW」で簡単に作れたのです。

2017/07/30

「涼しい夏の過ごし方」というコピーは変か?

看板のタイトル用に「涼しい夏の過ごし方」というコピーを考えた。
それは、納涼用品のセールの看板だったのだが、しばらくしてから「ちょっと変かな?」と思うようになった。

変なようで、変でない。
その微妙な感じが誤解を与えやすい。

どこで区切るか

読む側が、この文句をどこで区切って読むかによって、この言葉の意味がまるで違ってくる。
私は「涼しい/夏の過ごし方」という区切り方を想定してこの文句を考えた。
これは、「涼しいと感じる夏の過ごし方」の「と感じる」を省略した文句。

看板のタイトルが「涼しいと感じる夏の過ごし方」では、ちょっとくどい。
それに、限られたスペースに長い文句を埋め込むと、文字が小さくなって、タイトルとしての訴求力に欠けてくる。
タイトルは端的で目につきやすいものがイイという私の考えから「涼しい夏の過ごし方」としたのだった。

読む側の理解

これを「涼しい夏の/過ごし方」と区切って読む人も少なからずいらっしゃるかもしれない。
そう区切られると、まったく違うオハナシになってしまう。
「涼しい夏」は、これを読む者に冷夏をイメージさせる。

猛暑で体調を崩す方は多いが、同様に冷夏で体調を崩す方もいらっしゃるのだ。
「涼しい夏の/過ごし方」では、納涼用品セールではなく、冷夏対策用品セールと受け取られてしまいかねない。

端的な表現でという考えで作ったタイトルなのだが、ちっとも端的でなくなっている。
スマートでおしゃれなタイトルと思ったのは、作り手の独りよがり。
読む側の理解を悩ましては、看板のタイトルとして失格である。

こんなとき、看板に扇風機のイラストでも描けば、一目瞭然。
イラストは、読む側の理解を助ける。
扇風機のイラストがあれば、タイトルは自動的に「涼しい/夏の過ごし方」と読まれるはず。
でも、誤解が生じやすいタイトルであることに変わりはない。

省略について

どうして「涼しい夏の過ごし方」が誤解されやすいのだろう?
ちょっと考えてみた。
その原因は「省略」ではないだろうか。

日常のコミュニケーションでも、「省略」は誤解の元、トラブルの元。
「省略」には、そこを省いて言っても相手は解ってくれるはずという「憶測」がつきまとう。
「省略」の裏に「憶測」有りだ。
ヒアリならぬオクソクアリが徘徊している。

そして日本語は、日本人の「省略歓迎文化」に支えられている。
「主語」の省略は日常茶飯事。
このブログの文章だって、「私は」とか「私が」とかの「主語」が随分欠けている。

省略の文芸である俳諧の伝統も、「省略歓迎文化」に寄与している。
多くを語らない方が、その分、イメージが広がる。
説明では伝わらない心情の機微が、省略することによって、より伝わりやすいのだという憶測。

コミュニケーションは社会的だが、憶測は超個人的。
その超個人的な憶測が、日本語を美しくし、わかりにくくしているのかもしれない。
というのは、私の憶測。
そういうことは、言わぬが花さ。

それはともかく、ハナシをもどそう。
どうして「涼しい夏の過ごし方」というコピーがわかりにくいのか。
その原因がようやくわかった。
それは、肝心なことを省略しているからではなく、省略の仕方が中途半端だからである。

そこで、思いっきり省略して、「夏を涼しく」というタイトルにした。
これなら端的である。
セールの内容が、看板を見るものにストレートに伝わる。

まとめ

中途半端な省略は誤解の元。

2017/07/29

社会人という仮構と思い違い

事務所に居るときは、ほとんどラジオを聴きながら仕事をしている。
独りで仕事をしているのでラジオから流れてくる音楽が心地良いのだ。
孤独を愛しているのだが、私は孤独から愛されてはいない。
それで寂しくなって、ラジオを聴いている。
自称「孤独愛好者」とは、そんなもの。

曲と曲の合間に、番組司会者のトークが入る。
仕事に集中しているので、音楽や司会者の話は何気なく聴いている。
そんな感じで聞いていたとき、私の耳に飛び込んできた「オシャベリ」があった。

『そんな常識も知らないなんて「破壊人」として失格ですね。』

司会者の若い男は、自分が「常識人」の代表であるかのような口調でそう言ったのだった。
私の空っぽの頭の中に「エッ!」と言う頓狂な音が響いた。
『「破壊人」として失格ってどういうことだ?』
『「破壊人」って何?』

キカイダーマンは人造人間だった。
ガンダムは、機動戦士だった。
マジンガーゼットは、スーパーロボット。
じゃ、ハカイジンは何?

むかし、土方だったころ「ハツリ」の仕事をしたことがあった。
「ハツリ」とは、解体した建物のコンクリートの基礎なんかを削岩機で破壊する仕事。
あの仕事に従事している人が「破壊人」なのだろうか。
「破壊人」として失格ってことは、削岩機の扱いに慣れていないってことか。
などと、なかば空虚に、思いが巡った。

音楽が終わると、司会者の若い男の「オシャベリ」が、また始まる。

『結婚して家庭を持てば、「破壊人」としての自覚も出てくるのでしょうね。』

あれ!?、あらら、これは私の聞き違いか。
ラジオ番組の司会者が「社会人」と言っているのを、私は「破壊人」と聞き違えていたのだ。
今回の聞き違いは、以前記事にした錯覚とは少し違う。
耳が「社会人」という音を聞いているのに、思いが「破壊人」をイメージしている。
とても反社会的な「破壊人」。

とんだ私の思い違い。
けれども、聞き違いや思い違いをするたびに、いつも思うのは、思い違わせる「強制力」のこと。
何か思い違いをするたびに、私はこの謎の「強制力」を感じる。
それは、周囲から感じる圧力のようなもの。
そして、そんな周囲に、私は異郷的な何かを感じている。

「社会人」という言葉にも、「強制力」がある。
世間的なシキタリも含めて、社会の慣習に順応している者が「社会人」であるとしたら、「社会人」という言葉には、そういう「強制力」がある。
『そんな常識も知らないなんて「社会人」として失格ですね。』とか『結婚して家庭を持てば、「社会人」としての自覚も出てくるのでしょうね。』とかの台詞が「説得力」を持っているのは、その「強制力」のおかげに違いない。

その謎の「強制力」が、一方では人々を「社会人」たらしめ、一方では錯覚や思い違いを生じさせる。
「社会人」を「破壊人」と、私に聞き間違えさせた「強制力」は、「破壊人」を強く印象づけることで、私に対して、もっと社会へ適応せよと促している。
適応を促しつつ、「破壊人」としての道化を演じさせる。

ときに人は、自身と社会との関係について考えることを強いられる。
マスコミが行う街頭質問のように、人は「答」や「感想」を求められる。
そのとき私たちは、その「答」や「感想」を仮構するか、思い違いをするか。
そのどちらかなのではないだろうか。

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2017/07/28

「CorelDRAW」で描いたクリのイラスト

栗のイラスト。
【クリのイラスト。】


「CorelDRAW X8」でクリのイラストを描いてみた。
前回描いたモミジ同様、クリも秋をイメージさせるイラスト素材である。
クリは、紅葉のイラストとともに秋のイベントポスターや催事看板などにクリップアートとして多く描かれている。
「実りの秋」や「収穫の秋」、「豊作」や「新鮮」が秋のイベントの合言葉。

豊潤な果物も多く出回る季節ではあるが、クリは一段と存在感のある秋の風物。
縄文時代では、クリは貴重な食料のひとつだった。
いつのまにか古代の生活に思いを馳せ、気分がリフレッシュする。
物想う秋は、空想力が活発に働く季節。
イラストやクリップアートが、連想の世界への扉を開けたりする。

また、クリは故郷とか郷愁とかを思い起こさせるもの。
子ども時代の思い出につながる品でもある。
過去を懐かしむ気分もまた、気分のリフレッシュに役立つ。


コーレルドローの描画ページ。
【クリのイラストは、表面の光沢感が仕上げのポイント。】


「長方形ツール」や「楕円形ツール」を使って図形を描き、それらを「CorelDRAW X8」のいろいろな機能で加工してなんとか描き上げた。
手があいているときに少しずつ描いたものなので、制作過程のキャプチャーは作っていない。

図形を加工して組み合わせていくことが描画作業の内容である。
この手軽さが「CorelDRAW」の良いところ。
この程度のイラストなら制作計画さへしっかりしていれば、短時間で描くことができる。
リアルなイラストを描くには、「ペンツール」などで写真をトレースする方法がある。
以前はこの方法で、かなり精緻なイラストを描いていたのだが。
そういう地味な仕事も、それなりに楽しい。
しかしそれではグラフィックソフトを使っている意味がないと、この頃思うようになってきた。

図形を基本にしてイメージを膨らませ、そこからいろいろな形に仕上げていく。
グラフィックソフトならではの描画方法で作った、グラフィックソフトならではのお手軽なイラスト。
これが、「CorelDRAW」からヒントをもらった私の作業方法である。

「CorelDRAW」をどんどん使い込んで、その機能や効果を記憶していれば、制作計画をたてるのは容易である。
制作計画は、効率良く作業を行うために欠かせないもの。
そのグラフィックソフトが持っている固有の面白さを見つければ、ツールの機能や効果の働きが直感的にわかってくるはず。
そう信じて「CorelDRAW」とつきあっているこの頃である。



クリのイラスト。



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2017/07/27

「CorelDRAW」で簡単なモミジのイラストを素早く描く方法

モミジの葉。 まだ盛夏ですが、衣料品などの流通業では秋物や冬物の販売計画がすでに進められています。
秋物販売の宣伝ポスターやチラシ、看板に需要が多いのが紅葉のイラスト。
紅葉の代表格であるモミジのイラストは、秋のイメージそのものですから、様々なコマーシャルシーンに登場しています。

2017/07/26

簡単で効果的な「オジギビト」のイラスト

建設工事現場に欠かせない安全看板。
その安全看板のなかで、「近隣対策看板」や「交通誘導看板」に添えて描かれるキャラクターがある。

深々と頭を下げている工事作業員のイラスト。
看板には、大きなゴシック体で、「工事中ご迷惑をおかけしております」などという文字が書かれている。

漫画家とり・みき氏が「オジギビト」と名付けるまで、このキャラクターには統一した呼び名がなかった。
とり・みき氏の命名によって、工事看板のキャラクターが「オジギビト」として親しまれるようになったのだった。

工事現場の付近住民や、現場近くを行き来する通行人の気分を和ませる役割を果たしている「オジギビト」。
また、高い視認性と注目度によって、建設現場周辺の安全対策に一役買っている「オジギビト」。

工事看板から「オジギビト」のキャラクターが消えたら、工事現場の雰囲気は寂寞としたものになってしまうかもしれない。
「オジギビト」のキャラクターは、現代社会におけるイラストの役割を、看板のなかで如実に物語っている。

そんな「オジギビト」の簡略なイラストを「CorelDRAW」で描いてみた。
ご覧の通り、このイラストには特別な効果は使っていない。
描画ツールである「ペンツール」や「フリーハンドツール」も使っていない。

「楕円形ツール」と「長方形ツール」で図形を描き、プロパティバーの「ウェルド」や「背面オブジェクトを前面オブジェクトで切り取る」という機能を使って各部材を作り、それらを組み合わせて作っている。

工事看板においては、シンプルなイラストの視認性は抜群である。
道路交通標識同様、工事看板でも視認性の高さが要求される。

工事看板での「視認性」とは、瞬時のうちに看板の内容を目視で認識することが容易であるかどうかということ。
簡単に言えば、看板の見やすさのことである。

見やすさ分かりやすさという点で言えば、ピクトグラムの高い視認性があげられる。
しかし工事看板には、高い視認性と同時に、身近で親しみやすい絵が必要である。
緊張感が強いられる工事現場で、その疲れを解きほぐすようなキャラクターが求められている。

ご迷惑をおかけしております


オジギビトのイラストの基本。
「オジギビト」の基本中の基本。


上の図は、「オジギビト」の原点のスタイル。
おそらく、「オジギビト」キャラクターの始源のポーズではないかと思われる。

工事に取りかかる前に、工事関係者が工事現場の近隣に挨拶回りをする。
それをそのまま絵にして看板に固定したもの。
キャラクターは、工事関係者に成り代わって、工事が終了するまで頭を下げ続ける。

また、インターネットでも見かけることのあるイラストである。
サイトの未制作のページに、「もうしばらくお待ち下さい」の文言とともに、このイラストが立っていたりする。

左へ迂回してください

迂回路に立っている「オジギビト」。
交通誘導の「オジギビト」。


上の図は、道路工事や水道工事、ガス管工事などの工事現場でよく用いられる「オジギビト」。
工事区間が一時的に車両進入禁止になるために迂回路へと誘導している「オジギビト」である。
いわば「オジギビト」の誘導バージョン。
「オジギビト」が普及するに従って、「オジギビト」のイラストは様々な看板に登場するようになった。
それだけ、イラストの効能が社会的に認められてきたのである。

右へ迂回してください

交通誘導の「オジギビト」。
交通誘導の「オジギビト」


迂回路の案内看板に描かれる「オジギビト」のイラスト。
プロの誘導員の傍らに置かれる看板で、こんなイラストをよく見かける。
誘導員が不在のときでも、このイラストを見れば、通行中の運転手は納得するはず。

通行止め(進入禁止)

通行止め表示の「オジギビト」のイラスト。
進入禁止を訴える「オジギビト」。
迂回路案内の「オジギビト」の看板と併用されることの多い通行止「オジギビト」。
申し訳なさそうに「通行止」の旗を掲げて、かしこまっているところに説得力があふれている。
説得力は、イラストに最も必要な「力」である。
簡単なイラストは、目につきやすくわかりやすい。
必要最小限の表現で最大の効果を得る。
「CorelDRAW」は、そういうイラストづくりに大いに役立っていると思う。


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2017/07/25

物好きや匂はぬ草にとまる蝶

「物好き」はよく耳にする言葉である。
「物好き」には、「変わったことを好むこと」という意味がある。
好みや趣味という意味で「物好き」を使うこともあるとか。
「デジタル大辞典」にそう書いてあった。

現代では、一般と違ったことを好む「変わり者」として「物好き」な人というような使われ方をしていることが多い。


江戸時代では、どうだったのだろう。
その道の探求者というような、褒め言葉として使われていたのだろうか。
むしろ「物好き」は、その人の性癖を示していたのではないだろうか。
もしそうであれば、「多くの人とは違うことをする人」というような。

一般では、自身の得になるような行いを選ぶものだが。
自分にとって有利になるような立場に立とうとするものだが。
世間から見れば「物好き」は、そんなことにはお構いなし。
まったく何を考えているんだか、とんとわかりゃしない。
というような、その人を揶揄するような言い方だったのかもしれない。
これらは私の推測なのだが、下記の芭蕉の発句を読んで、そういう感想をもったのだ。

物好きや匂はぬ草にとまる蝶
松尾芭蕉

元禄三年刊の「池西言水(いけにしごんすい)」編「都曲(みやこぶり)」に収録されている芭蕉の発句。
このとき芭蕉は四十七歳になっている。

ちょっと都々逸を連想させるような、格言のような。
平明な言葉で詠われているが、芭蕉の句のなかでは、話題にあがることがあまりない句である。

「匂はぬ草」とは、甘い蜜の香りがしない、蜜を含んでいない草花のことなのだろう。
ハチやミツバチは、こんな無益な動きはしないだろうという、芭蕉の見解が含まれているような句である。
なぜなら、ハチやミツバチは「実」の世界に生きている者達であるから。
「匂はぬ草」には、ハチやミツバチ達を利する実益が無い。
「匂はぬ草にとまる」のは「虚」の世界に生きている「蝶」だけである。

いや「蝶」だって、その多くは蜜を求めている。
世間から「風変わり」と揶揄されている少数の「物好き」な「蝶」だけが「匂はぬ草」にとまってあそんでいるのだろう。

長谷川櫂(かい)氏は、その著書「芭蕉の風雅ーあるいは虚と実についてー」で、芭蕉の門弟の各務支考(かがみしこう)が書き留めたという芭蕉の言葉を紹介している。
以下はその抜粋である。
「風狂は其言語をいへり。言語は虚に居て実をおこなうべし。実に居て虚にあそぶ事は難し」(支考「陳情の表」)
この芭蕉の「言葉 」を参考にして、掲句を読むと、私の感想は以下のようになる。
実益を求めるハチやミツバチが、「匂はぬ草」にとまってあそぶ事は難しいことだ。
風狂の世界に生きる「蝶」だからこそできることなのだ。

掲句は、一見、芭蕉の自嘲の句であるような雰囲気をもっている。
しかし、私はそうは思わない。
私は、むしろ自己愛の句であるような印象をもった。

「物好き」である自身に誇りを持って生きてきたのが「俳諧師芭蕉」という生き方ではなかったろうか。

「物好き」の「ものの見方」は、それ自体がひとつの能力であるように思う。
「得や有利」を求める世間一般の人には見えない「実」を、芭蕉は「匂はぬ草」にとまって見ようとしたのではあるまいか。
そこに「実」があったのかなかったのか。
それは、私ごときにはわからない。

ただ、それが芭蕉の「風狂観」であり、「虚に居て実をおこなうべし」ということなのではという推測は、私でもできる。


<このブログ内の関連記事>
◆見やすい! 松尾芭蕉年代順発句集へ

2017/07/24

「CorelDRAW X8」で扇風機のイラストを描く方法

黒い扇風機のイラスト。



前回予告した、「CorelDRAW」で扇風機のイラストを描く方法の記事です。
この方法は、あくまでも私個人が試行錯誤して考案したものです。

グラフィックソフトを用いてイラストを描くことには、作業効率の良さが求められます。
速くてなんぼの世界です。
ここで述べているイラストを描く方法以外に、もっと効率の良い「CorelDRAW」の使い方があるかもしれません。

この記事は、たくさんある「CorelDRAW」の使い方の、ほんの一例としてお読みください。

「エンベロープツール」で羽根を描く

「エンベロープツール」の「ノード」を操作。


ツールボックスの「楕円形ツール」で、適当な大きさの横長楕円形を描き、黒色で塗りつぶす。
次に「エンベロープツール」をクリック。
「エンベロープツール」は、デフォルトでは「ドロップシャドウツール」の黒三角印(プルダウンボタン)をクリックすると表示される。
上図のように、「エンベロープツール」で横長楕円形を、扇風機の羽根に整形する。
「エンベロープ」のモードは、「エンベロープ」プロパティバーにある「単一弧モード」を選択した。


「ワイヤーフレーム」で表示。


出来上がった羽根を「選択ツール」で選択して、[Ctrl]+[C]+[V]でコピーして前面真上にペースト。
コピーしたオブジェクトの輪郭の幅を適当に指定し、「オブジェクト」>「輪郭をオブジェクトに変換」をクリック。
次に「オブジェクト」>「曲線の分割」をクリック。
次に外側の曲線(輪郭)を消去する。

こうしてできた羽根の内側のオブジェクトの「ノード」をいくつか消去して、下図のような濃いグレーで塗りつぶす。
これは、ねじれた曲面である羽根の、光の反射の変化を表している(つもり)。


いくつか「ノード」を消去。


グラデーションをかける。


羽根の光の反射面に、「オブジェクトのプロパティ」ドッキングウィンドウで「グラデーション塗りつぶし」を上図のように行って、それっぽく加工。


「ワイヤーフレーム」で表示。


もう一回、羽根を選択して、[Ctrl]+[C]+[V]でコピーして前面真上にペースト。
コピーしたオブジェクトの輪郭の幅を、先程の二倍の数値で指定し、「オブジェクト」>「輪郭をオブジェクトに変換」をクリック。
そしてまた「オブジェクト」>「曲線の分割」をクリック。
前回同様、外側の曲線(輪郭)を消去する。

上図のように、一本の曲線が残るように「ノード」を消去し、曲線を「分離」する。
【「整形ツール」プロパティバーの「曲線を閉じる」ボタンをクリックして緑のチェックを入れると、消去した「ノード」の場所で曲線が分離する。】


「標準」で表示。


メニューバーの「表示」を「標準」にもどし、羽根の縁に沿ったハイライト用の輪郭(一本の曲線)の幅を適当に指定し、上図のように輪郭を薄いグレーで塗りつぶす。
羽根の全体を選択して[Ctrl]+[G]で「グループ化」しておく。

羽根を回転コピーする

羽根を回転コピーする。


「選択ツール」で羽根を選択状態にし、表示された羽根の中心をクリックすると、羽根の中心が「回転の中心」になって羽根が回転可能な状態になる。
周囲には回転矢印が表示される。
「回転の中心」を上図のようにドラッグして移動。
「変形」ドッキングウィンドウの「回転」ウィンドウを開き、「回転の角度」と「コピー数」を上図のように指定する。


コピーして3枚羽根を作る。


「適用」ボタンをクリックして、扇風機の3枚羽根が完成。

前後のガイドを作る

ガイドの細い棒を作る。


上図のように、「長方形ツール」でガイドの細い棒(鉄条)を一本作る。
それを薄いグレーで塗りつぶしておく。
ガイド用の鉄条を選択状態にして、その中心をクリックし、「回転の中心」を表示する。
「変形」ドッキングウィンドウの「回転」ウィンドウを開き、「中央下」ボタンをクリックして、「回転の中心」を中央下に移動する。
さらに「Y]入力ボックスの下向き矢印をクリックしながら、「回転の中心」を適当な位置まで下げる。
「回転の角度」と「コピー数」を上図のように指定して、「適用」をクリック。


ガイド用の鉄条を回転させる。


ガイドの大きさを調整。


ガイドと羽根を重ねてガイドの大きさを調整。
ガイドをコピーして、濃いグレーで塗りつぶし、[Shift]+[PgDn]で羽根の背面に置く。
薄いグレーのガイドを選択して、[Shift]+[PgUp]で羽根の前面に置く。
上図のように、羽根の「透明度」を指定し、羽根の材質をアクリル製の黒の半透明っぽく仕上げる。


羽根と前ガイドと後ガイドを中心揃えに重ねる。


ガイドリングを作る

ガイドリングを作る。


「楕円形ツール」で[ctrl]キーを押しながら正円を作る。
輪郭を黒色で塗りつぶし、適当な幅を指定し「オブジェクト」>「輪郭をオブジェクトに変換」をクリック。
ガイドリングに立体感をもたせるために「ツールボックス」の「等高線ツール」をクリック。
「等高線ツール」を上図のようにドラッグ。
「等高線」プロパティバーで「塗りつぶし色」を濃いグレー色に設定。
上図のようにガイドリングのリング幅の中心が濃いグレー色になり、ガイドリングがちょっと立体的になった。


ガイドリングを最前面に。


ガイドリングの大きさをガイドに合わせて調整。
[Shift]+[PgUp]でガイドリングを最前面に置く。

飾りリングを作る

飾りリングを作る。


前ガイドの中心を飾る飾りリングを作る。
正円をふたつ作って、「グラデーション塗りつぶし」や「ブレンドツール」を使って、上図のように飾リングを仕上げる。


中心揃えで「グループ化」


飾リングを前ガイドの中心に置いて、全てを選択して「グループ化」しておく。
これで送風部が完成した。
ここまでくれば、もう一息。

スタンドポールとスタンドベースを作る

部品を描き出す。


「長方形ツール」でスタンドポールの部品を作る。
「楕円形ツール」でスタンドベースの部品を作る。
スタンドポールは、「グラデーション塗りつぶし」でほぼ完成。
スタンドベースは、「ブレンドツール」を使う。
上図のように、スタンドポールの幅と同じ直径の楕円形をポールの下に置く。
楕円形の「グラデーション塗りつぶし」は、ツールボックスの「属性スポイトツール」を使うと効率が良い。
「属性スポイトツール」は、デフォルトでは「カラースポイトツール」のプルダウンボタンをクリックすると表示される。
「属性スポイトツール」でポールのグラデーションをクリックする。
すると、マウスポインタがスポイトからインクバケツに変わる。
そのインクバケツで、ポールの下の楕円形をクリックするとポールと同じ状態のグラデーションに仕上がる。


ブレンドをかける。


ツールボックスの「ブレンドツール」をクリックする。
上図のように、「ブレンドツール」でポールの下のグラデーション楕円をクリックし、その下の薄いグレーの楕円までドラッグする。


ポールとくっつける。


ポールを最前面に出して、ポールをブレンドしたオブジェクトの適当な場所に置いたのが上の図。


さらにブレンド。


ブレンドしたオブジェクトの薄いグレーの楕円を「ブレンドツール」でクリックして、その下の濃いグレーの楕円までドラッグする。
これで、上図のようにスタンドベースがほぼ完成。


スタンドポールとスタンドベース。


ポールを複製して一回り細くし、上図のようにポールを二段式にする。
スタンドポールとスタンドベースを選択し、左右中心揃えにして「グループ化」する。


扇風機の概略が完成。


「グループ化」したスタンドグループを最背面に送り、送風回転グループと左右中央揃えにして、上図のように組み立てる。

スイッチスペースを作る

楕円形を描く


上図のように塗りつぶした楕円形を三個作り、左右中央下揃えに重ねる。


外側の楕円形の「透明度」を上げる。


外側の楕円形を選択して、「透明度」を90%にする。
スイッチのスペースをスタンドベースになじませるためである。


ブレンドをかける。


外側の楕円形(透明度90%)を「ブレンドツール」でクリックして、中に位置する濃いグレーの楕円形までドラッグする。


さらにブレンド。


最初のブレンドグループの下の楕円形(濃いグレーの楕円形)を「ブレンドツール」でクリックして、上図のように、下の楕円形(薄いグレーの楕円形)形までドラッグする。
この下の楕円形(薄いグレーの楕円形)がスイッチボタンを置く凹みの平面になる。


スイッチスペースの凹みができた。



「楕円形ツール」でスイッチを四個作る。


「楕円形ツール」で楕円形を四つ描き、上図のように、それぞれを色分けしたグラデーションで塗りつぶす。


ドロップシャドウ。


「選択ツール」で四個のスイッチを選択し、「グループ化」する。
「ドロップシャドウツール」で上図のように、スイッチグループにドロップシャドウ効果をかける。
全てを選択し、左右中央揃えにして、扇風機のイラストを完成させる。

最後に

黒っぽい扇風機のイラスト。
完成した扇風機のイラスト。


優れたドロー系ソフトウェアである「CorelDRAW X8」を使えば、この程度のイラストは簡単に描くことができる。
ちょっとリアル感のあるイラストに仕上がったものの、このリアル感は中途半端なもの。
こんな中途半端な扇風機のイラストよりも、マンガチックな扇風機の方が印刷物などでは、ずっと需要が多い。
ただここでは、「CorelDRAW X8」を使ってイラストを描く楽しさにつられて描いた。
いろいろなツールや効果を試すのが楽しかったので、こんな「中途半端リアル」なイラストになってしまった。
そうではあるが、これはこれでなかなか面白い。


扇風機のイラスト。



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2017/07/23

青森市の新城に一周40分ぐらいの心地よい森の中の散歩コースがあった

「森の広場」利用案内の看板。


青森競輪場へ行く途中に、「青森市森の広場」という施設がある。
所在地は、青森市新城平岡。
管理者は、青森市教育委員会事務局文化スポーツ振興課となっている。

青森市の三内から「つくしが丘病院」の前を通って、青森競輪場の方へ向かう道は、坂道の頂上付近で右に大きくカーブしている。
このカーブは、岩渡方面に下りる道の分岐にもなっている。
カーブの50メートルぐらい手前、カーブに向かって右側に、青く塗られた鉄の大きなゲートがある。
左上の写真が、そのゲートの横に掲げられた看板。
看板には「ここには、多目的広場、ゲートボール場、ログハウス及び散策路等があります。お気軽にご利用ください。」とある。
この他、入場の際の注意事項や、開設期間や開設時間が記されてある。


施設入り口の大きなゲート。


看板によると、この施設の開設期間は、5月1日から10月31日までで、無休とのこと。
開設時間は、午前8時30分から午後5時00分まで。
看板の「お気軽にご利用ください。」という文句に誘われて、ゲートをくぐって中に入った


バス停があって、市バスの運行時間が記入されてある。


中には、乗用車50台ぐらいが駐車できそうな舗装された広い駐車場がある。
未舗装の場所も合わせると、100台近くは駐車できそうである。
駐車場の奥には、ログハウス仕立ての立派な建物があって、施設管理事務所と休憩室兼学習室みたいな部屋があった。
障害者用のトイレも、この建物の中にある。


駐車場前の施設の案内看板。


「青森市森の広場」の主な施設は、以下の通りである。
  1. 多目的広場1面(バックネット付、11,500平方メートル)
  2. ゲートボール場3面(2,900平方メートル)
  3. 遊歩道
  4. 管理事務所
  5. 駐車場(100台)
駐車場前の案内看板は、老朽化しており文字も図も判読し難い状態。
ログハウスの中に、プリントされた大きなパネルの案内図があるので、散策路に入る前に、その案内パネルを参照すればコース全体の概観をつかみやすい。


丘の上の東屋までの遊歩道。


青森の市街地とむつ湾が展望できる。


緩い傾斜の遊歩道を登りきったところに東屋がある。


散策路。


散策路は、乗用車一台分の幅がある。
施設を管理する作業車用道路を兼ねているので、この広さなのだ。
刈り込まれた草地の道で、歩くと柔らかくて心地よい。

道全般、緩やかな傾斜なので高齢者にも優しい散策路である。
深い森に囲まれた草地の散策路。
他には無いロケーションではないだろうか。

午後二時頃、愛犬の散歩がてら散策したのだが、森の中なので木陰が豊富でとても涼しかった。
夏場の納涼散歩に最適なコースである。
ヤブ蚊がいるので、蚊にさされやすい方は、蚊取り線香を持参した方がいいかもしれない。

作業車道をゆっくり歩いて一周約40分ぐらいの行程である。
作業車道から派生している細い遊歩道もあるので、全部を歩き潰したら一時間ちょっとぐらいはかかるかもしれない。


森に囲まれた散策路。道端に広場があったりして家族連れのピクニックにも良さそうである。


丸太を横たえたベンチ?


愛犬も心地良さそう。


沼が見えた。


沼が見える場所を過ぎると緩い下りになる。


芝生広場を横切る道路の傍らで紫陽花が満開。


広い多目的広場。


一周して多目的広場に戻ってきた。
広場の木陰で休憩。
森が濃いので、木陰も濃い。

しかし、こうして眺めてみると、なかなか不思議な地形ではないか。
深い森のなかに広大な平地。
どうしてこんな地形ができたのだろう。
谷を埋め立てでもしない限り、こんな平地はできないのではないだろうか。

それはともかく。
今日は、散策者が私たちの他にはいなかった。
あまり利用されていない施設のようだった。
だいいち、そんなに市民に知られていないし。
まあそのおかげで、愛犬と散歩を楽しむことができた。
十和田市の高森山総合運動公園のように、「ペット入場禁止」の看板もなかった。
心地よい森の中の散歩コースであった。

このコースは、青森競輪場に隣接しているので、散策路途中で競輪場のアナウンスが響き渡る箇所がある。
そういうのが苦手な方には、このコースは向いていないかもしれません。


トイレ。掃除が行き届いていてきれいだが水洗ではない。


駐車場の奥の芝生。ここが谷の奥?


施設管理事務所などがあるログハウス風建物。


施設の案内パネル。


お勉強パネルもあるよ。


水飲み場。

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