草取りの後にマスクを外したら、マスクにマダニが食いついていた
背の高い草におおわれて、スギナが伸びない。 |
午後から、事務所の裏の草取りを敢行。
上の写真のように、背の高い草がゆく手を阻んでいるから、「草取りを敢行」なのだ。
そういう気分でないと、とてもこの草やぶを除去できない。
この草たちは、背の高い順にヨシ、ハルジオン、ヨモギ、アレチノギク、ノハラムラサキ、スギナ、他。
しゃがんでむしったり、固い根元を鎌で切ったり。
2時間の奮闘で、下の写真のようにきれいになった。
去年よりもヨシのボリュウムが増している。
隣の空地からやってきているのだ。
境界のブロック塀の基礎の下を潜って、地下茎が進入している。
来年あたりはもっと増えて、スギナを駆逐するに違いない。
スカッときれいになった。 |
しゃがんでの作業なので、腰が痛くなる。
腰を伸ばし伸ばし、草を取った。
草取りを終えてマスクを外したら、なんと、白いマスクに黒っぽいマダニが食いついているではないか。
つぶして、マスクごと包み込んで、マスキングテープでグルグル巻きにして、屑籠に捨てた。
ブログ的には、マダニがマスクに食い込んでいる様子を写真に撮れば良かったのだが、もう手遅れ。
背の高い草の下で草取りをしていたので、マスクが葉の裏に触れたとき、マダニにとりつかれたのだろう。
ヨシやヨモギの葉裏とか、ダニがいそうである。
ここ2~3年、マダニが媒介する感染症に罹患するケースが増えている。
主なダニ媒介感染症は、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)、つつが虫病、ダニ媒介性脳炎、ライム病、日本紅斑熱などがあげられている。
昨年は、北海道において、マダニに咬まれたことが原因で、咬まれた人がエゾウイルス感染症に罹患したというニュースが流れていた。
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)は、平成25年より年々増加傾向にあると、厚生労働省で注意を呼び掛けている。
青森市内においても、市のホームページによると、つつが虫病が例年5~7月に患者が多く確認されているという。
子どもの頃は、ダニなんか気にしないで、草原に寝転んで遊んでいた。
やわらかい草の上で昼寝したこともあった。
ハチに刺されたりアブに咬まれたりしたことはあったが、ダニに咬まれたことはなかったような気がする。
地球の温暖化が進むにともなって、青森県でもマダニが増え、ウイルスが猛威をふるうようになったのか。
クマ被害も増えているがマダニ被害も増えている。
自然界が人間の領分を徐々に奪回しつつあるのだ、という印象。
案外、人類を滅ぼすのはSF映画に出てくるような宇宙からのインベーダーではないかもしれないなあ。
それはそうと。
草取りは、腰痛対策とマダニ対策を怠りなく。
これからは、熱中症対策も重要だ。
一歩、家の外に出れば、アウトドアの世界。
熱中症で倒れてマダニに咬まれれば、免疫力が低下しているので、かなりヤバいことになる。
ハルジオンが花盛り。 |