内田百閒の幻想小説「遊就館」を読んだ感想
千代田区九段北、靖国神社敷地内にある遊就館。 遊就館とは 「遊就館(ゆうしゅうかん)」という館は、内田百閒の創作上のものかと思ったが、そうではなかった。 「遊就館」は、靖国神社の境内のなかに実在する展示館だった。 初代の「遊就館」は、1881年に、国防思想の普及のため、旧日本陸海...
山スキーやハイキング、イラストや江戸俳諧、山野草や散歩のことなど。
千代田区九段北、靖国神社敷地内にある遊就館。 遊就館とは 「遊就館(ゆうしゅうかん)」という館は、内田百閒の創作上のものかと思ったが、そうではなかった。 「遊就館」は、靖国神社の境内のなかに実在する展示館だった。 初代の「遊就館」は、1881年に、国防思想の普及のため、旧日本陸海...
ちくま文庫「名短篇、さらにあり」収録の内田百閒著「とほぼえ」のページ。 内田百閒の「とほぼえ」は、一幕物の芝居のような小説だった。 一幕一場の演劇。 はたしてこの芝居は、恐怖劇なのか喜劇なのか。 舞台は夜の氷屋の店内。 裸電球が灯ってはいるものの、影が多くて店内は薄暗い。 はじめ...
河出文庫「奇妙な物語・怪談集」収録 吉田健一「化けもの屋敷」のページ。 化けもの屋敷ではない 「化けもの屋敷」とは、その屋敷(家)の異様さを表す言葉である。 「ものの怪」とか「化けもの」とか「幽霊」とか呼ばれている人間ではないものが住みついた家を指して言う場合が多い。 この小説に...
ジオグラフィカによる本日のトラック(トレース)。 去年の3月18日に大毛無山南尾根をスキーハイキングした 。 今日は、去年の時期より一週間早い山行となったが、南尾根の雪消えは去年よりも早く進んでいるようだった。 3月に入って、気温の高い日が続いたせいなのだろう。 この時期は、例年...