滝沢山地のラストスキーか?大毛無山南尾根を579峰まで登って西斜面を斜滑降で下った
ジオグラフィカによる本日のトラック(トレース)。 |
去年の3月18日に大毛無山南尾根をスキーハイキングした。
今日は、去年の時期より一週間早い山行となったが、南尾根の雪消えは去年よりも早く進んでいるようだった。
3月に入って、気温の高い日が続いたせいなのだろう。
この時期は、例年、季節物の仕事が混んでいて、山行が思うようにできない。
来年は、もっと早めに南尾根をやることにしよう。
とは言っても、滝沢山地は行きたいところが多すぎてままならぬ。
南滝沢山地(みちのく有料道路の南側を勝手にそう呼んでいる)も歩きたいし。
私の呼び方的には、大毛無山南尾根は北滝沢山地にあたる。
区分的には、勝手に「平沢エリア」だ。
今日は大毛無山南尾根を579峰まで登り、山頂でシールを外して、617峰の鞍部まで滑り、そこから西斜面を平沢林道跡まで滑り降りた。
あとは、平沢林道跡を滑ってゴール。
尾根上は無立木の広い斜面だが、吹き溜まりの段差が連なっていて、滑降は容易ではない。
579峰から鞍部までの斜面は、段差を慎重にこなせば、それなりに楽しめる。
鞍部から西斜面に斜滑降で滑り込む。
「平沢エリア」に、ひとつの「スキー環状ルート」を仕上げるための偵察である。
「スキー環状ルート」を可能にしたのが、平沢林道跡。
平沢林道跡は、2020年3月19日に「スキーでは歩けなくなった平沢林道」の記事に書いたが、当時、沢の水が流れ込んで「水穴」だらけになっていて、スキーによる通行は不可能だった。
それが今日は、「水穴」はあったものの、平沢林道跡の残雪はつながっていて、最後までスムーズに滑り降りることができた。
沢の流水が林道跡にあふれ出なくなったのだろう。
ラッキーだった。
今日の予定は、南尾根のピストンを考えていたのだが。
大毛無山南尾根は、残雪が少な過ぎて、スキーで滑り降りるには厄介な状態。
難儀だなと思っていたところ、西斜面の存在が頭に浮かんだのだった。
579峰からなら、西斜面を滑ることができる。
西斜面は、2012年4月15日に平沢林道を通って、愛犬リリーと一緒に734峰まで登って滑り降りたことのあるルート。
それ以前にも、3回ぐらい滑ったことのある斜面である。
急斜面で木が混んでいて、八甲田のようには滑れないが、それなりに楽しめた記憶がある。
今日は偵察を兼ねて、なじみの尾根の南側の尾根を滑ってみたが、ここはダメ。
木が一層混んでいて急斜面。
おまけに、下るほどに尾根が狭くなっている。
雪は硬めのザラメ雪だったが、下がるにしたがって、だんだん軟らかめに変化しているという状況。
斜滑降にキックターン、横滑り、階段下行と安全技を駆使して下った。
最悪の場合は、スキーを外してツボ足で降りようと思ったが、スキーを外さずに済んだ。
林道跡に到着したときは、ほっと一安心。
こんな具合に色々あったが、今日も無事故で楽しいスキー山行だった。
大毛無山南尾根の取付き部分は、南面なので雪消えが早い。 |
西側を眺める。画面左端の小さなピークが高地場山。 |
折紙山方面(南側)を眺める。 |
標高350mあたりから、尾根が雪に覆われ出した。 |
雪はたっぷりだがフラットではない。吹き溜まりの段差が連なっていて歩きにくい。 |
ピークへの登り。 |
579峰山頂。山頂は平坦な広場。 |
579峰の奥が617峰。617峰の奥が734峰。734峰はまだまだ先だ。 |
鞍部から西斜面を斜滑降で下る。 |
西斜面から平沢対岸の647峰(左のピーク)と681.3峰(右の横長ピーク)を眺める。 |
平沢林道到着。大毛無山方向を見ている。 |
帰り方向を見ている。「水穴」が出ているが楽にスルーできた。 |
最大の「水穴」。左の山側を滑ってスルー。 |
「水穴」が減って、昔の快適林道斜面に戻りつつあるのか? |
平沢の河岸広場に到着。ゴールは近い。 |