雑談散歩

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春のカツラの花芽

カツラの雌木。
近所の公園で、カツラの木の赤い花芽を見つけた。
カツラの木は、雌雄異株。

上の写真のように、雌木には果実の殻である果殻が越冬して春まで残っている。
果殻の無い、下の写真の雄木の花芽の方が芽がほころびかけて、今にも花が咲きそうだ。

果殻の付いた雌木の花芽は、まだ硬い。
でも、先に咲くのは雌木の花。

桜(ソメイヨシノ)と同じで、カツラの花は葉よりも先に出る。
雌雄異株の花の花粉は、風によって運ばれる。
いわゆる風媒花。

この公園には、緩い傾斜の小山が作られていて、その小山の片側の裾沿いにカツラの木が植えられている。
雌木よりも雄木の数の方が、わずかに多いようだ。

カツラの花は細い糸状なので、そんなに目立たない。
咲いている期間も短く、桜よりも儚い感じの花である。

もともと、風媒花という受粉方法をとる花は、ひっそりと咲いていて目立たないものが多い。
儚いというよりも質素とでも言うべきか。

雌木には果殻がいっぱい付いている。
カツラの雄木。
雄木の赤い花芽。
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