2014/05/03

下北半島六ヶ所村の縄文遺跡

立派な建物の六ヶ所村立郷土館。
六ヶ所村の風力発電見物の次は、六ヶ所村立郷土館に寄ってみた。
郷土館は、大きくて立派な建物で、駐車場も広い。
展示館内への入場は無料。
でも、休日なのに、見学者は私たちだけのガランとした館内だった。
あまりに人気(ひとけ)が無いので、休館かと思ってしまった。

六ヶ所村では、昭和40年代のむつ小川原開発(原子力関連施設の大規模開発)工事などで、多くの遺跡と遺物が発見された。
郷土館には、それらの埋蔵物をはじめとして、考古・自然・歴史・民俗と、多岐にわたる収蔵品が常設展示されている。
「民俗」の収蔵品は、青森市にある「青森県立郷土館 」でおなじみのものが多かった。
興味深いのは、縄文時代草創期(約12,000年前)から縄文時代晩期にかけての埋蔵品と考えられている土器。
青森県が「縄文王国」と自負する所以の品々だ。

六ヶ所村では、鷹架沼(たかほこぬま)・尾駮沼(おぶちぬま)の周辺に縄文遺跡群が発見され、発掘されている。
その主要な遺跡は、富ノ沢遺跡、弥栄平遺跡、大石平遺跡、上尾駮遺跡、発茶沢遺跡、表館遺跡と呼ばれている。
六ヶ所村のOfficial Web Site によれば、村内には、上記遺跡をはじめ、合計145ヵ所もの遺跡があるという。
特に、「富ノ沢遺跡」は4700年前から4000年前にかけて、約500軒から成る大集落であったと考えられているらしい。
そんな大集落だったら、居酒屋的なお店はあったか、なかったか。
古代の暮らしぶりを想像するのは楽しい。

それはともかく、この遺跡群からすれば、青森市にある「三内丸山遺跡」並の「学習型観光施設」が出来そうな気がするが・・・。
「何かを学ぶことを観光商品にする」という視点で、しっかりしたガイド同行の「青森県内縄文遺跡ツアー」なんかも面白いと思うが・・・。
「こんなに資源が豊富なのだから、もっと利用しなければもったいないよ」という先人の声が聞こえそうだ、と言えば大仰だろうか・・・。
などと思いながら、閑散とした六ヶ所村立郷土館を後にした。
縄文時代の婦人のブロンズ像。弥栄平(いやさかたい)遺跡で甕棺(かめかん)に入った女性人骨が発見され、これをもとに作られたもの。
縄文集落復元。

スポンサーリンク