雑談散歩

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風邪とよく似た症状のマイコプラズマ肺炎

咳が続いて熱が上がったら、私達は風邪をひいたと思いがちです。
でも、風邪によく似た症状の重大な病気がいくつかあるようです。
昔の人はその見分けが正確でなかったから、全てを風邪と診断して「風邪は万病の元」と言ったのではないでしょうか。

マイコプラズマ肺炎も風邪によく似た症状を持つ病気のひとつです。
その症状は、発熱・咳・体のだるさ・頭痛が主なもののようです。
熱が下がっても、咳が一ヶ月近くも続く場合もあるそうです。
やっかいなことに風邪との診断の見分けが難しいようです。
マイコプラズマ肺炎の早期診断が困難なため、風邪という診断で済まされる事が多いとか。
比較的早期診断が可能である検査法が健康保険適用外であるという問題も抱えています。

マイコプラズマ肺炎は重症化すると、まれに心筋炎や髄膜炎、脳炎を併発することもあるようです。

一般に日本人は風邪を軽視しがちです。
「風邪ぐらいで仕事を休まないでくれよ」という指示?(叱責?)もよく聞く文句です。
風邪は多くの場合2〜3日休めば治る病気ですから、風邪を病気と思わない人も多いようです。
風邪を軽くみているから、風邪の感染についても軽視している人が多いのだと思います。
マイコプラズマ肺炎の感染経路も風邪と同一のようです。
多くの場合は飛沫感染ですから、咳エチケットや風邪感染防止マナーを守る事が重要だと思います。
前回の記事の「風邪をひいたときの家庭内のマナー」は最低限の守るべき感染防止マナーです。

マイコプラズマ肺炎は今年、こどもを中心に流行しているようです。
これまで効くとされていた薬が効かない、やっかいな「耐性菌」が多くなりつつあり、症状が長引いて重症化するおそれがあるとして、専門家は注意を呼びかけています。
関心のある方は、専門サイトや医療機関で正確な情報を得て下さい。
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