雑談散歩

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北八甲田山系高田大岳東尾根へスキーハイキング

駐車地点。
上の写真が、標高778メートル地点。

谷地温泉から田代に向かう自動車道から、林道が分岐しているスペースにクルマを駐車。

その分岐点だけ少し除雪されていて、クルマ2台分の駐車スペースがある。

そこからコンパスを合わせて、ブナの森の中をスキーハイキング。

傾斜の緩い登りなので、楽な気分で歩ける。

しばらく歩くと、ボツボツとアオモリトドマツが現れる。

ブナの森をスキーハイキング。
トドマツの向こうに高田大岳。

やがて、視界が開けて、南東向きの高田大岳が見えてくる。

東方向にゆるやかに伸びた尾根を、私は東尾根と呼んでいる。

この東尾根を従えた高田大岳の姿は、当然だが、ここからしか見えない。

だが、山を歩いていて「これが当然」と言ってしまっては 、つまらない。

意外で新鮮な驚きの連続が、山を歩く楽しさなのだ。


森の木がしだいに途切れて、ちょっとした雪原に出る。

標高は950メートル。

ここがランチの休憩場所。

残雪に 穴を掘って、タープを張り、快適な仮住まいづくり。

そこから、必要なものだけをリュックに入れて、東尾根の頂き、標高1360地点へ ゆっくり登る。

斜度は、高田大岳南尾根(谷地温泉から高田大岳山頂コース)よりもはるかに緩い。

右手に雛岳を眺めながら、ゆっくりスキーハイキングできる場所だ。

しだいに森が開けて、南東向きの高田大岳が姿をあらわす。
雛岳を眺めながら斜面を登る。

急登がないとはいえ、距離が長いので、しんどい。

休み休み、のんびり登れるのが独り歩きの良い所。

東尾根のプロムナードを飾るダケカンバの並木がだんだん近くなる。

回り込んで、ダケカンバの並木道を登るのがいちばん楽しいが、今日は沢筋のやや急なところを登る。

気まぐれ山旅。

進行方向に南尾根が伸びている。
めざす標高1360地点。

森を抜けた雪原の広場が見える。
稜線にダケカンバ。

残雪のトップが近づくと、徐々に急峻になる。

稜線のダケカンバが、おいでおいでしている。

このルートで、アオモリトドマツにはあまり出会わない。

アオモリトドマツが嫌いな人の散歩道だ。

残雪の上部は、雪が荒れて凹凸が大きいので、手頃な場所から滑降することに決めた。

臨機応変、雪原からここまで、1時間40分のタイム。

雪質は、水分が多くて、やや重。

あまりスキーが走らない。

スローモーション滑降を楽しみながら、あっと言う間に雪原。

ゆっくりランチできて、ゆっくり帰れるコースだ。

高田大岳南尾根の急峻コースと比べると、こちらは高田大岳東ゆっくり坂コース。

残雪のトップが近い。
稜線のダケカンバが近い。

はるか下方の雪原広場。滑り出しまで「つぼ足」で登る。

水分の多いザラメ雪を低速ターン。

興味のある方は、このブログ内のテレマークスキー記事まとめページへどうぞ
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