2014/05/23

雪道で転んで頭を打った後、「慢性硬膜下血腫」を発症

青森の雪道はテカテカ。
久しぶりに会った知人が、ついこの間まで入院していたという。
そういえば、いつもより、こころなしか、やつれた感じである。
なんの病気で?と訊いたら、「慢性硬膜下血腫(まんせいこうまくかけっしゅ)」という耳慣れない病名だった。
「言葉の響き」からして、重篤な病気というイメージ。
「脳梗塞」とか「くも膜下出血」とかと関係があるの?と訊いたら、彼は、その病気を発症した経緯について説明してくれた。

雪道で転んだ
今年の1月、新年会の帰り道、凍結した雪道で転んで、ひどく頭を打った。
頭を打った痛みで、座り込んでボーッとしていたという。
そのときの痛みはひいて、しばらくは 、なんの異常も無かったらしい。
4月に入って、打った頭のあたりが、だんだん痛み出した。
後の首筋がひどく凝る。
話をしている時、舌がもつれたり、ろれつがまわらないことが度々起こるようになった。
これは重大な病気かもしれないと、脳外科の開業医で診察を受けた。
頭部MRI検査の結果「慢性硬膜下血腫」という病名を言い渡されたのだという。

滑っても、転ぶな。
慢性硬膜下血腫とは
「慢性硬膜下血腫」は、主に高齢者に多い疾患とのこと。
病状としては、頭蓋の内張である脳硬膜と脳の間に、血腫が少しずつ形成される。
数ヶ月前に頭をぶつけるなど、頭部外傷が原因のことが多いという。

老齢になると、脳が萎縮して、脳硬膜と脳との間の微細な隙間が広がるらしい。
そうなると、脳が揺れやすい状態になり、転んだり頭をぶつけたりの衝撃が原因で、脳が揺れて脳硬膜に衝突し、それによって血腫が形成されるという。

アルコール常飲者で、高齢な男性に多い病気であるらしい。
彼は、アルコール類はよく飲んでいるが、高齢者という訳では無い。
まだ50歳前半の働き盛りだ。

入院と手術
この血腫は、自然と消失することがあるので、様子を見ることになったのだが、一週間後のMRI検査でも血腫の大きさに変わりはなかった。
そこで、紹介された総合病院で手術入院となった。
診察を受けに行ったら、すぐに手術を勧められたらしい。
で、診察の翌日に頭部の手術となった。

局部麻酔を行い、頭蓋に10ミリのドリルで穴を開け、管を挿入して血腫を外へ排出するという作業の手術。
本人の意識はクリアだったので、自分の頭蓋にドリルで穴を開けられる衝撃が、どうにも気持ち悪いものであったという。

予後
手術後も、病室で3〜4日、頭に管を装着したまま 安静状態に。
入院日数は10日間で、それだけ回復が早かったのか日数的には短い方だったという。
術後1ヶ月前後に再発の可能性があるので、退院後一ヶ月してからそのための頭部MRI
検査を受けたが、異常なし。
めでたく放免されて今日に至ったという話だった。

まとめ
青森の冬は、雪道が圧雪状態になったり、凍結したりすると、足場が悪い。
酔っていなくても転倒することがあるのだから、酔っていれば、転倒の確立は高まる。
普通の状態だったら、転んだ時顎をひいて、頭部を守る体勢が作れるのだが、酔っていれば、それもままならない。
転ぶ以外にも、頭をぶつける事態は、いろいろな場面で起こりうる。

私は、アルコール常飲者で高齢者に近い年頃だ。
注意しよう。
もちろん、「慢性硬膜下血腫」だけが年配者の病気ではない。
「頭隠して尻隠さず」にならないように・・・。

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